- インサイドセールスを始めたくても、人手が足りない
- インサイドセールスを始めたものの、ノウハウがなくて成果につながらない
このような課題を抱えている場合、インサイドセールスの営業支援サービスの活用が有効です。
営業支援サービスとは、自社のインサイドセールス業務をサポートしてくれたり代行してくれたりするサービスのことです。ただし、多くのサービスがあるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も少なくないでしょう。
そこで本記事では、インサイドセールスの営業支援サービスの選び方や導入ポイントなどを踏まえ、おすすめのサービスを3つ紹介します。
インサイドセールス営業支援サービスの選び方
インサイドセールスの営業支援を提供しているサービスは、数多く存在します。
その中から自社に最適なサービスを選択するために、以下の4つの視点を意識しましょう。
料金体系
料金体系は、サービス選択に際して重要視すべき項目です。
一般的に、インサイドセールスの営業支援サービスの料金体系は以下のパターンがあります。
固定報酬型:一定期間、決められた料金が発生する
- メリット:それ以上の料金はかからない
- デメリット:成果が出なくても料金がかかる
成果報酬型:成果に応じて報酬が発生する
- メリット:成果が出なければ料金はかからない
- デメリット:成果が大きすぎると高額になる
また、両者を組み合わせた複合型(ハイブリッド型)を採用しているサービスもあります。一定期間内の固定報酬に加えて、成果に応じた報酬が発生します。
また、これ以外に初期費用やオプション料金などがかかる場合もあります。
各サービスの料金体系を調べるだけでなく、事前に費用対効果を検証することも重要でしょう。
業務連携が可能か
インサイドセールスをどのように活用するかは企業次第です。日本では「マーケティングが獲得したリードをインサイドセールスが育成し、フィールドセールスにトスアップする」もしくは「インサイドセールスがリードを獲得・育成して、フィールドセールスへと引き継ぐ」という、別部門への橋渡しのような存在として活用している企業が多い傾向です。
そのため、インサイドセールスの営業支援サービスを選ぶ際にも、部門間での業務連携の可能性を考慮すべきです。
たとえば、営業支援サービスが以下のような業務に対応しているか確認するとよいでしょう。
- 他部門へリード情報を引き継ぎやすいように、リードに関する情報を蓄積・共有してくれる
- インサイドセールスで行ったアプローチ内容と、リードの反応などの情報を蓄積・共有してくれる
- リードへのヒアリング内容を蓄積・共有してくれる
また、自社でSFA・CRM・MAなどのツールを導入している場合、自社が利用しているツールにデータを入力してくれるか、もしくは自社で利用しているツールにデータを連携できるか、なども重要です。
サポート体制
サービスによってサポート体制も異なるので、それぞれの特徴を確認しましょう。
たとえば、報告方法もサービスによりさまざまです。「月に一回レポートを提出してミーティングを実施」というサービスもあれば「日々のデータ共有」というサービスもあります。
また、インサイドセールスの業務のみを支援してくれるサービスや、インサイドセールスの戦略設計や効果測定などコンサルティング的な業務を依頼できるサービスまで多岐にわたります。
自社がどのようなサポートを望むのか明確にしてから、各サービスのサポート体制を比較しましょう。
カスタマイズが可能か
支援してほしい内容に応じて、カスタマイズできるかどうかも確認しておくとよいでしょう。
たとえば、アプローチ数や顧客数に上限があるサービスの場合、それ以上の数を依頼したい場合にカスタマイズできるかどうかが重要です。また「営業リストの作成」「営業プロセスの設計」など、自社の規模に合わせた業務を追加で依頼できるかどうかも確認しましょう。
インサイドセールス営業支援導入のメリット
インサイドセールスで営業支援サービスを導入することで、以下のメリットが期待できます。
顧客情報を共有することができる
インサイドセールスに限らず、営業活動は属人化しやすい業務です。そのため、顧客情報や案件の進捗などを各営業担当者が把握しているだけで、全体で共有できていない企業も珍しくありません。
しかし営業支援サービスを導入すると、顧客情報が可視化されて一元管理できます。
誰が・いつ・どの顧客に・どのようにアプローチしたか、という情報が共有され、部内の情報連携が促進するでしょう。
営業力が強化される
インサイドセールスの営業支援サービスにより、インサイドセールスのプロの視点から自社のインサイドセールス業務を見てもらえます。ゆえに、俯瞰的にボトルネックや課題を指摘してもらうことができ、その点を改善して営業力強化が実現します。
また、どのようにアプローチして関係性を構築しているかを間近で学ぶことができるため、営業スキルの向上にもつながるでしょう。
営業力を強化する方法はこちらをご覧ください。
リソースの最適化ができる
営業支援サービスを活用すると、インサイドセールスの人材やコストなどのリソース最適化にも結び付きます。
たとえば、一人の営業担当者がリード獲得から育成、さらに商談やクロージングまで担当している場合、担当者一人ひとりの負担が大きすぎて、なかなか営業規模を拡大できません。「既存顧客の対応に手一杯で新規獲得ができない」「忙しすぎて、フォローすべきリードへの対応が漏れてしまい、失注した」などは、よくある失敗事例です。
しかし営業支援サービスを活用すれば、自社にとって負担の大きな業務やノンコア業務などを支援してもらうことができ、自社のリソースを最適化できます。重要な業務にリソースを集中でき、失注率低減や生産性向上なども実現できます。
インサイドセールス営業支援サービスを導入する前にやるべきこと
インサイドセールスの営業支援サービスを導入する際には、事前に以下のポイントを押さえましょう。
自社の状況・課題を明確化する
まずは、自社の状況や課題を把握しなければなりません。
自社の状況を把握できていないと、ニーズに合っていない営業支援サービスを選択するリスクがあります。また、そもそも営業支援の必要性がない場合も考えられます。
インサイドセールスの導入前か、すでに導入しているか、という視点でも選ぶべきサービスが違ってきます。また、自社の課題によっても最適な営業支援の内容が異なります。
フレームワークや社内へのヒアリングなどを行い、自社の状況・課題を明確にしましょう。
効率化したいポイントを把握する
自社の営業プロセスやインサイドセールス業務において、どの点を効率化したいのか具体的に把握しましょう。 たとえば、商談化できている件数が少ない場合は、アポイント獲得業務を効率化しなければいつまでも商談化率が低いまま推移することになります。この場合は、アポイント獲得に強みをもっているサービスを選ぶことで、自社のニーズにマッチします。 このように、効率化したいポイントを把握することは、その業務に対応しているサービスを選択するために必要な視点です。
フィールドセールスとの連携を考える
インサイドセールスは、リードの購買意欲を向上させて、見込み度の高い商談を創出してフィールドセールスhとトスアップすることが主な役割です。そのため、営業支援サービスを導入する際には、フィールドセールスとの連携を重視しましょう。
- 顧客情報や案件情報はどのように引き継ぐのか
- CRMやSFAなどで情報共有するのか
- リードがどのような状態になったらフィールドセールスへ引き継ぐのか
このようなポイントを考えておきましょう。
フィールドセールスとの連携をお考えの方はこちらをご覧ください。
インサイドセールス営業支援サービスおすすめ3選
インサイドセールスの営業支援サービスはさまざまな種類がありますが、おすすめのサービスを3選紹介します。
DORIRU(ドリル)
「DORIRU」は、中堅から大企業までの規模の企業との、新規商談創出が強みの営業支援サービスです。
料金プラン
プラン名 | MMレギュラープラン(従業員100〜999名まで) |
---|---|
初期費用 | 30万円 |
基本料金 | 月額60万円〜 ※月額費用とは別にマネジメントフィー10%が発生します。詳細はお問い合わせください。 |
従量料金 |
スケッターズ
「スケッターズ」は、リード獲得から商談創出、さらに商談・クロージングまで、総合的に支援してくれるサービスです。
料金プラン
プラン名 | スケッターズ FOR SALES | スケッターズ IS FORMATION |
---|---|---|
初期費用 | ※別途相談 | ※別途相談 |
基本料金 | ※別途相談 | ※別途相談 |
従量料金 | ※別途相談 | ※別途相談 |
BALES
「BALES」は、クライアントごとに専任チームを構築し、インサイドセールスの実行を支援します。
料金プラン
プラン名 | 基本プラン |
---|---|
初期費用 | 400,000円~ |
基本料金 | 700,000円~ |
その他 | 最低利用期間:6ヶ月 |
まとめ
インサイドセールスは、ノウハウや人的リソースがないと、なかなか成果につなげるのが厳しい業務です。そのためプロに依頼できる営業支援サービスを活用することで、自社のノウハウ・リソース不足を補うことができます。
ただし、やみくもに営業支援サービスに依頼しても、成果にはつながりにくいでしょう。そこで、事前に自社の状況・課題を把握し、どのような業務を依頼したいか明確にしてからサービスを選択することをおすすめします。
本記事で紹介した営業支援サービスを参考に、ぜひ自社にマッチしたサービスを見つけましょう。
また、当メディア「kyozon」では、インサイドセールスに役立つツールやサービスを多く紹介しています。資料ダウンロードも可能なので、ぜひご活用ください。
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