User Insightとは
User Insight(ユーザーインサイト)とは、株式会社ユーザーローカルが提供するWeb解析ツールです。
12種類のヒートマップを活用して、Webページ訪問ユーザーが「どこをクリックしたのか」「どこで離脱したのか」を把握・分析できます。
User Insightの特徴は、下記の通りです。
- AIが改善対象ページをレコメンドする
- ワンクリックでWeb分析レポートを作成できる
- 上位表示を狙うキーワードで、すでに上位獲得しているページタイトルを取得できる
また国内導入企業の例として、日産自動車株式会社や株式会社ゆうちょ銀行、総務省など、さまざまな業界・業種での導入実績があります。
そんなUser Insightの料金プランは、下記の通りです。
内容 | |
導入費用 | 要問い合わせ |
料金プラン |
複数のドメインを持っている場合は、ドメインごとの契約になるので覚えておきましょう。
また同じドメインに複数のサブドメインがある場合は、1アカウントで利用できます。
User Insightの主な機能
User Insightの主な機能は、下記の通りです。
- ヒートマップ機能
- ユーザー属性分析機能
- リアルタイム解析機能
- EFO分析機能
- 広告効果測定機能
- スマートフォンアクセス解析・携帯アクセス解析
- 検索キーワード解析機能
- 分析・解析に関する機能
それぞれ解説していきます。
ヒートマップ機能
User Insightのヒートマップ機能とは、12種類のヒートマップによってユーザーのクリックもしくは離脱したポイントを把握・分析できる機能です。
広告の種類や期間といった20種類以上の項目から、フィルタリングできます。
また4つのデータを一括比較できるので、「直帰したユーザー」「直帰しなかったユーザー」の動きを比較できるでしょう。
ユーザー属性分析機能
User Insightのユーザー属性分析機能では、サイト訪問者の性別や年齢、インターネット利用頻度などを推測して、それぞれの比率を明確にできます。
また、国や都道府県、端末、ブラウザごとの分析も可能です。
リアルタイム解析機能
User Insightのリアルタイム解析機能は、ページビューやユニークユーザー数、訪問者数などをリアルタイムで分析できる機能です。
ほかにも検索キーワードや利用デバイスも瞬時に分析できます。
また、日本中のどこからアクセスされたか地図上に表示できるため、ユーザーがどのサイトを閲覧しているのか直感的に把握できます。
EFO分析機能
User InsightのEFO分析機能では、フォーム誘導のきっかけとなったページから「訪問回数」「入力回数」「送信完了」の順番で入力率・送信完了率を把握できます。
各入力フォームの項目ごとで、記入数や離脱率、入力エラー数を把握できるため、コンバージョンの妨げになっている項目を特定できるでしょう。
広告効果測定機能
User Insightの広告効果測定機能では、広告経由のクリック数や会員登録、商品購入といったコンバージョンを分析できます。
「サイト訪問者の広告クリック回数」を、広告枠と検索連動キーワードの出稿ワード別でも集計可能です。
スマートフォンアクセス解析・携帯アクセス解析
User Insightは、スマートフォンだけでなく、国内の既存携帯端末からのアクセス分析にも対応しています。
また、キャリアごとのアクセス集計も可能です。
パソコンとスマートフォン、携帯からのアクセスは、同じ管理画面から確認できるので、Webサイトの改善につながります。
検索キーワード解析機能
User Insightの検索キーワード解析機能は、検索エンジン経由のトラフィックや検索キーワード分析に対応しています。
サーチワードは、単純語・複合語での解析が可能です。
またユーザー属性分析にも対応しているので、キーワードがどういったユーザーに訴求しているか分析できます。
分析・解析に関する機能
User Insightの分析・解析に関する機能は、下記の通りです。
- 広告分析
- SEO対策
- ヒートマップ
- アクセスログ
- 競合サイト調査
- アクセス数値分析
- 改善ページレコメンド
ほかにも、Google Analytics連携や自動pptレポート作成も可能です。
User Insightを導入するメリット
ここまで、User Insightの主な機能をお伝えしました。
続いて、User Insightを導入するメリットを解説します。
- UI・UXの改善に役立つ
- ユーザーへの理解を深められる
- 顧客の動きをリアルタイムで分析できる
- 最適化したうえでターゲット層を絞り込める
- マーケティング施策としても活用できる
ひとつずつ解説していきます。
UI・UXの改善に役立つ
User Insightを導入するメリットは、UI・UXの改善に役立つ点です。
ユーザーがクリックしたWebサイトや閲覧されたコンテンツがサーモグラフィ状に表示されるため、企業側とユーザーの温度差を視覚化できます。
そのため、下記の施策を実行できるでしょう。
- アクションに結びつけるための体験の配置
- ユーザーの滞在率を長くするためのコンテンツの配置
UI・UXの改善によって、自社商品やサービスの利用につながり、売上の改善を図れます。
ユーザーへの理解を深められる
User Insightは、ユーザーへの理解を深められるメリットがあります。
実際に顧客の表情を確認しながら営業する対面販売とは異なり、Webサイトはユーザーの訪問・離脱は自由です。
そのためUser Insightを通してユーザーの行動・属性パターンを把握することで、ターゲット層の最適化が図れます。
また、ユーザーに直接メッセージを送れる点も導入メリットです。
顧客の動きをリアルタイムで分析できる
User Insightの導入によって、顧客の動きをリアルタイムで分析できる点がメリットです。
リアルタイムで分析できる情報例として、下記が挙げられます。
- どんな端末で閲覧しているか
- 1秒単位でどういったページを閲覧しているか
- 訪問者がどういったキーワードで自社サイトを訪れたか
また、上記の情報をダッシュボードから閲覧できる点もメリットのひとつです。
こちらの記事では、市場のトレンドを把握して、ビジネス戦略を設定するうえで活用されている「PEST分析」の概要や実例、手順について解説しているので、ぜひ参考にしてください。
最適化したうえでターゲット層を絞り込める
User Insightを導入するメリットは、最適化したうえでターゲット層を絞り込める点です。
Webサイトのページごとでアクセスを解析できるので、ユーザーニーズをコンテンツごとに分析できます。
ほかには、下記に挙げるユーザー情報も取得可能です。
- 年齢
- 性別
- 接続地域
- 訪問頻度
- 利用端末
- インターネットの利用頻度
上記の情報を考慮することで、自社サイトの改善が図れるでしょう。
マーケティング施策としても活用できる
User Insightは、マーケティング施策としても活用できる点がメリットです。
ユーザー情報と属性分析を照らし合わせることで、費用対効果の高い広告を打ち出せます。
また、コンバージョンの履歴を90日間まで遡れるため、間接効果があった広告の履歴確認が可能です。
ほかには即日的・長期的に効果があった広告も分析できます。
分析ツールを選ぶときのポイント
ここまで、User Insightを導入するメリットをお伝えしました。
続いて、分析ツールを選ぶときのポイントを解説します。
- 目的は明確になっているか
- サポート体制が整っているか
- ランニングコストは問題ないか
- 操作性に優れているか
ひとつずつ解説していきます。
目的は明確になっているか
分析ツールを選ぶときのポイントは、目的が明確になっているか確認しましょう。
まず分析ツールは、目的を達成するための手段のひとつです。
ツールの導入が目的にならないように、「分析データをどのように活かすのか」に対する答えを用意しておきましょう。
導入目的が明確になったあとは、ツールの機能や強み、操作性を調査しながら候補を絞っていきます。
サポート体制が整っているか
分析ツールを選ぶにあたって、サポート体制が整っているか確認しておきましょう。
サポート体制が不十分なツールの例として、下記が挙げられます。
- 日本語でのサポートがない(海外ツールの場合)
- 疑問・不明点が発生した際のサポート窓口が存在しない
仮にサポート体制が整っていない場合、社内担当者が問い合わせ対応しなければならず、かえって業務効率を下げてしまうでしょう。
そのため分析ツールを選ぶ際は、料金や機能だけなくサポート体制の充実度も確認しなければなりません。
ランニングコストは問題ないか
分析ツールを選ぶ際は、ランニングコストが問題ないか確認が必要です。
複数ツールを検討する際にイニシャルコストに注目してしまいますが、長期的に支払い続けるランニングコストも重要です。
例えばイニシャルコストが無料の場合でも、機能を追加したり、分析するユーザー数を増やしたりする際に追加コストが発生するケースもあります。
そのため、イニシャルコストとランニングコストの両方が問題ないか確認しておきましょう。
操作性に優れているか
分析ツールを選ぶポイントとして、優れた操作性であるかも重要なポイントです。
機能が豊富であっても、操作が難しければ意味がありません。
そのため直感的でシンプルな操作性であるか、実際の担当者が確認しましょう。
無料トライアルが搭載されている分析ツールを利用することで、導入後のミスマッチを防げます。
【kyozon編集部おすすめ】あわせて活用したいSEOツール
ここまで、分析ツールを選ぶときのポイントをお伝えしました。
続いて、kyozon編集部がおすすめするSEOツールを2つ紹介します。
- TACT SEO | 上位表示支援SEOツール
- EmmaTools | AI文章作成搭載のSEOライティングツール
それぞれ紹介していきます。
TACT SEO | 上位表示支援SEOツール
内容 | |
提供会社 | 株式会社ウィルゲート |
導入費用 | 100,000円〜 |
月額料金 | 90,000円〜 |
機能 |
|
- 業種:IT/通信/インターネット系
- 会社名:非公開
- 従業員規模:2〜10人
- 部署:情報システム部門
- 役職:契約・派遣・委託
TACT SEOとは、SEO対策に必要な分析・調査機能がひとつにまとまっているSEO分析ツールです。
SEO内部・外部施策やコンテンツ評価といった観点から、競合サイトとの差分を自動で抽出するので、成果を上げるための原因を明確化できます。
また記事作成に必要な上位ページのタイトルや見出し、本文の傾向、ユーザーニーズの調査などを一括で分析します。
さらに競合サイトとの類似語をグルーピングできるので、キーワード選定の効率化が可能です。
\ サービスの詳細はこちら /
こちらの記事では、TACT SEOの特徴やメリット、使い方などを更に詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
EmmaTools | AI文章作成搭載のSEOライティングツール
内容 | |
提供会社 | 株式会社EXIDEA |
月額料金 | 25,000円〜 |
機能 |
|
- 業種:IT/通信/インターネット系
- 会社名:非公開
- 従業員規模:11〜30人
- 部署:マーケティング部
- 役職:契約・派遣・委託
EmmaToolsとは、SEO効果が高いコンテンツを作成できるAI文章作成搭載のSEOライティングツールです。
自動でSEOコンテンツの品質を分析・スコアリングして、SEOコンテンツの作成をサポートします。
テーマの網羅性やキーワード比率、文字量などを多角的に分析するので、誰でもSEOに強いコンテンツの作成が可能です。
公開したコンテンツは一括で管理されるため、「どのコンテンツを修正・更新するべきか」といった疑問もすぐに解決できるでしょう。
\ サービスの詳細はこちら /
こちらの記事では、EmmaToolsの主な機能や導入するメリット、導入が向いている企業の特徴などを詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は、User Insightの主な機能やメリット、分析ツールを選ぶときのポイントを解説しました。
User Insight(ユーザーインサイト)とは、株式会社ユーザーローカルが提供するWeb解析ツールです。
主な機能は、下記の8つです。
- ヒートマップ機能
- ユーザー属性分析機能
- リアルタイム解析機能
- EFO分析機能
- 広告効果測定機能
- スマートフォンアクセス解析・携帯アクセス解析
- 検索キーワード解析機能
- 分析・解析に関する機能
また、「UI・UXの改善に役立つ」「ユーザーへの理解を深められる」などのメリットもあります。
本記事でお伝えした導入メリットや分析ツールを選ぶときのポイントも参考にして、User Insightの導入を検討してください。
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さらにこちらの記事では、おすすめのアクセス解析ツールを19個紹介しているので、ぜひ参考にしてください。