toCだけでなくtoBの顧客獲得にも活用できる「診断マーケティング」を実施できる「診断クラウド ヨミトル」。
診断コンテンツに関するノウハウがなくても、AIを活用して簡単に制作できるため、コストを抑えながら運用し、データ取得を実現できます。
広告自動化ツールとは
広告自動化ツールとは、Web広告運用にかかわる業務を自動化してくれるツールです。
リスティング広告・バナー広告・SNS広告など、Web広告にはさまざまな種類がありますが、共通して以下のような業務が発生します。
- 入札調整
- 予算配分
- 分析
- レポーティング
複数の案件を抱えている場合、上記の業務を手作業で対応していては、膨大な業務量となってしまいます。
そこで広告自動化ツールを導入すると、工数の削減が可能です。さらに、ツール内には広告の配信データが蓄積されるため、広告の効果が改善される可能性もあります。
業務を効率化したい、広告の効果を改善したいという方は、広告自動化ツールの導入がおすすめです。
おすすめの広告自動化ツール20選
以下では、おすすめの広告自動化ツール20選をご紹介します。
それぞれの機能・料金・連携可能な媒体・サポート体制をまとめています。ツールによって特徴も異なるので、導入時の参考にしてみてください。
※本記事は2023年3月時点の情報です。
Shirofune
| 内容 |
提供元 | 株式会社Shirofune |
機能 |
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連携可能な媒体 |
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料金 |
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トライアル | 2か月の無料トライアルあり |
公式URL |
Shirofuneは、広告の運用から分析、レポートの作成まで自動化できるツールです。
連携可能な媒体も多く、他のツールと比較しても幅広い機能が備わっています。導入実績は13,000件を超え、業界内では圧倒的なシェアを誇っています。
Shirofuneは、独自開発されたアルゴリズムを搭載しており、データ量が少ない状態でも、入札や予算の調整が可能です。
一般的な広告自動化ツールは、広告データを数か月間蓄積し、機械学習が進んでから運用を改善できるようになります。しかしShirofuneは、データ量に依存しない調整が可能なので、導入初期から効果を改善できます。
Lisket
| 内容 |
提供元 | 株式会社カルテットコミュニケーションズ |
機能 |
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連携可能な媒体 |
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料金 | 100アカウントで20,000円 |
トライアル | 14日間の無料トライアルあり |
公式URL |
Lisketは、広告の予算管理とレポート作成に強みを持つ広告自動化ツールです。
レポートは10以上のテンプレートが用意されており、管理画面上で1クリックするだけで、すぐにレポートを作成できます。
Lisketは価格が非常に安く、100アカウント以内であれば20,000円です。アカウントの規模が大きくても料金は変動しないため、大量のアカウントを運用している場合は、コストパフォーマンスのよいツールでしょう。
ATOM
| 内容 |
提供元 | SO Technologies株式会社 |
機能 |
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連携可能な媒体 |
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料金 | 月額5万円から |
トライアル | 2週間の無料トライアルあり |
公式URL |
ATOMは連携できる媒体が多く、レポート機能が充実している広告自動化ツールです。
レポートのテンプレートは157種類用意されており、自由にカスタマイズすることも可能です。
また、BigQueryやLooker DatastudioなどBIツールとも連携できます。すでにBIツールを利用している企業であれば、さらにスムーズにレポートを作成できるようになるでしょう。
また、運用している広告の数値に異常が出た場合、メールで通知してくれるアラート機能があります。予算超過、目標未達など、管理画面を見る前に通知してもらえるため、便利な機能です。
AdScale Enterprise
| 内容 |
提供元 | SOPHOLA株式会社 |
機能 |
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連携可能な媒体 |
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料金 |
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トライアル | 無料トライアルあり(期間は要確認) |
公式URL |
AdScale Enterpriseは、イスラエル発祥の世界中で使われている広告自動化ツールです。
AIの技術を活用し、世界初となる自動施策レコメンドや予算配分最適化の機能が搭載されています。
自動施策レコメンドとは、アカウントのパフォーマンスを改善するために、ツールが最適な施策を提案してくれる機能です。施策を実行したい場合は、ツールから1クリックするだけで対応できます。管理画面に戻らず、ツール内で施策まで実行できるため、業務の効率化につながるでしょう。
また、診断・未来予測の機能では、4〜9週間後にどれくらいCPAやROASが改善するか、予測してもらえます。どのくらい改善余地があるのか一目でわかるため、広告戦略の策定にも役立ちます。
Optymizer
| 内容 |
提供元 | 株式会社アドフレックス・コミュニケーションズ |
機能 |
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連携可能な媒体 |
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料金 | 要問い合わせ |
トライアル | なし |
公式URL |
Optymizerは、リスティング広告の最適化に強みを持つツールです。
連携できる媒体は、Google広告・Yahoo広告のみですが、リスティング広告の運用改善からレポーティングまで、Optymizerの中で管理できます。
リスティング広告はキーワード選定が重要ですが、追加・除外するキーワードを人が選定しようとすると、膨大な工数がかかってしまいます。
Optymizerでは、AIが配信されているキーワードを精査し、追加・除外すべきキーワードを提案してくれます。データに基づいた提案なので、広告の効果向上に貢献するでしょう。
また、広告文のパフォーマンスも可視化し、効果の悪いテキストは自動で停止してくれます。
Optymizerは、リスティング広告成功のカギである、キーワードと広告文に関する業務を効率化し、効果改善にも貢献するツールです。
MarinOne
| 内容 |
提供元 | マリンソフトウェア株式会社 |
機能 |
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連携可能な媒体 |
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料金 | 要問い合わせ |
トライアル | なし |
公式URL |
Marin Oneは、リスティング広告とSNS広告を中心に運用を最適化できるツールです。
広告ごとに、運用状況や問題点が自動的にレポーティングされ、改善策を提案してくれます。
特徴的なのは予算配分の機能です。固定金額やインプレッションシェアに合わせた調整など、さまざまなルールを決められます。予算配分を調整後、どのように変化するのか予測も出されるので、最適な判断をできるでしょう。
ただし、Marin Oneは外資系のツールなので、申し込みの際は英語での問い合わせが必要です。
Webアンテナ
| 内容 |
提供元 | 株式会社ビービット |
機能 |
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連携可能な媒体 | 要問い合わせ |
料金 | 月額2万円から(クリック数従量制) |
トライアル | あり |
公式URL |
Webアンテナは、広告やSEO施策の効果測定に強みを持つ広告自動化ツールです。
クリック数やコンバージョン数だけではなく、アトリビューションや間接コンバージョンの計測も可能です。広告だけではなく、SEOやSNS、メール施策の数値も一元管理できるので、複数の施策を実行している場合、数値管理に役立つツールとなるでしょう。
ユーザーの接触履歴や、カスタマージャーニーもツール内で分析できるため、コンバージョン数獲得に向けた施策の検討にも活用できます。
Databeat Explore
| 内容 |
提供元 | アジト株式会社 |
機能 |
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連携可能な媒体 |
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料金 |
|
トライアル | なし |
公式URL |
Databeat Exploreは、データ管理・レポーティングに特化した広告自動化ツールです。
運用型広告では、媒体によって指標が異なるケースもありますが、Databeat Exploreでは自動的に指標が統一されます。そのため、広告ごとの成果を比較しやすくなります。
Databeat Exploreは、Google Analyticsとも連携できるため、広告だけではなくLP上の数値も同時に分析できます。インプレッションやクリックなど、広告上の数値だけではなく、LPの分析データも使うことで、より広告の効果を高められるでしょう。
Commerce Flow
| 内容 |
提供元 | デジタル・アドバタイジング・コンソーシアム株式会社 |
機能 |
|
連携可能な媒体 | Amazon広告 |
料金 |
|
トライアル | 1ヶ月の無料トライアルあり |
公式URL |
Commerce Flowは、Amazon広告に特化した広告自動化ツールです。
独自のアルゴリズムを採用し、自動入札や予算調整の業務を自動化してくれます。
また、レポートはリアルタイムで集計されるので、週次や月次での売り上げをすぐに確認できます。売り上げ効果の高いキーワードや商品も抽出されるので、商品の販売戦略にも役立つツールです。
Commerce Flow独自の機能として、広告の時間指定配信ができます。たとえば、購買率の高い時間帯や、Amazonのセールが開催される期間など、特定の日時を指定して広告を配信することもできます。
m19
| 内容 |
提供元 | SOPHOLA株式会社 |
機能 |
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連携可能な媒体 | Amazon広告 |
料金 | 要問い合せ |
トライアル | 14日間の無料トライアルあり |
公式URL |
m19は、Commerce Flowと同じく、Amazon広告に特化した広告自動化ツールです。
m19では、広告だけではなく自然検索を含む数値の分析が可能です。そのため、店舗全体として数値を可視化できます。
ツール内では、目標ACOS(広告費売上高比率)を設定するだけで、広告アカウントも自動的に生成してくれます。広告の開始後は、キーワードの登録・除外設定も自動で行われるので、広告運用の業務をほぼ吸収してくれます。
また、在庫管理や損益管理機能も、ツール内で確認できます。広告の枠にとらわれず、Amazonの売り上げ拡大に貢献してくれるツールです。
QUORIZa
| 内容 |
提供元 | 株式会社フォースリー |
機能 |
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連携可能な媒体 |
|
料金 |
|
トライアル | なし |
公式URL |
QUORIZaは、アフィリエイト広告に特化した広告自動化ツールです。
複数のASPを利用している場合、媒体ごとのコンバージョン数の確認や、承認作業を行うために、何度も管理画面を往復してしまいます。
しかしQUORIZaでは、ASPの情報を一元管理できるため、アフィリエイト広告の管理が楽になります。
ASPごとのコンバージョンも一目で確認できるため、どのASP・どのキャンペーンの成果がよいのか、すぐに判断することが可能です。
Gyro-n DFM
| 内容 |
提供元 | 株式会社ユニヴァ・ジャイロン |
機能 |
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連携可能な媒体 |
|
料金 | 要問い合わせ |
トライアル | なし |
公式URL |
Gyro-n DFMは、データフィード広告に特化した広告自動化ツールです。
データフィードとは、自社の商品やサービスなど多数のデータを、動的広告の配信フォーマットに変換したものです。
データフィードは、自力で作成しようとすると専門的な知識が必要となってしまいます。しかし、Gyro-n DFMは、サイトのクローリングによって自動的にフィードを生成できます。
動的広告は、見込み客に対して効率的にアプローチできるメニューです。Gyro-n DFMを使えば、手間をかけずに動的広告を配信できるようになります。
AdFlow
| 内容 |
提供元 | 株式会社クリエイターズマッチ |
機能 |
|
連携可能な媒体 | 要問い合わせ |
料金 | 要問い合わせ |
トライアル | なし |
公式URL |
AdFlowは、広告のクリエイティブ制作管理を自動化するツールです。
AdFlowの場合、広告レポートはクリエイティブ単位で作成されます。そのため、運用担当者だけではなく制作担当者にも、成果のよいクリエイティブの情報を共有しやすくなります。
クリエイティブのノウハウが蓄積されるので、成果が出るクリエイティブを作成しやすくなるでしょう。
また、ツール内にはチャットや校正の機能も搭載されています。AdFlow1つで、クリエイティブの制作から効果確認まで行うことが可能です。
CRALY
| 内容 |
提供元 | 株式会社FLINTERS |
機能 |
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連携可能な媒体 |
|
料金 |
|
トライアル | なし |
公式URL |
CRALYは、クリエイティブごとのレポート作成に強みを持つ、広告自動化ツールです。
CRALYでは、キャンペーンや広告グループ単位ではなく、画像や動画などのクリエイティブ単位でのレポートを、自動的に作成できます。
そのため、どのデザイン・どの訴求のクリエイティブの成果がよいのか、即座に判断することが可能です。また、クリエイティブにタグを付与し、タグ別にデータ分析もできます。
たとえば、「訴求A」「訴求B」のようなタグを付与した場合、どちらの訴求の効果が高いのか、タグを見るだけですぐに分析できます。
glu
| 内容 |
提供元 | アタラ合同会社 |
機能 |
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連携可能な媒体 |
など30種以上と連携可能 |
料金 | 要問い合わせ |
トライアル | なし |
公式URL |
gluは、レポート作成機能が充実している広告自動化ツールです。
連携できる媒体数も多く、レポートは作成するだけではなく、BIツールとの連携や日報の送信など、レポーティングにかかわる豊富な機能が備わっています。
また、ツール内に蓄積されたデータは、業種、組織、メディアなど、さまざまな切り口から分析することも可能です。
gluは広告だけではなく、マーケティング全体の業務にも活用できます。
アドレポ
| 内容 |
提供元 | 株式会社イルグルム |
機能 |
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連携可能な媒体 |
など20社以上と連携可能 |
料金 | 月額30,000円から |
トライアル | なし |
公式URL |
アドレポは、レポートの自動作成や、広告の改善提案をしてくれるツールです。
用意されているテンプレートのほか、クライアントごとにカスタマイズしたレポートの作成も可能です。
またアドレポには、広告の改善提案をしてくれる「スマート考察機能」があります。スマート考察機能は、キャンペーン別、月別、広告別など、さまざまな角度から、運用を改善していくためのアドバイスをしてくれます。
そのため、レポート作成だけではなく広告の分析にかかる工数も削減してくれるツールです。
Vasta
| 内容 |
提供元 | バリュークリエーション株式会社 |
機能 |
|
連携可能な媒体 |
|
料金 | 要問い合わせ |
トライアル | なし |
公式URL |
Vastaは、広告レポートの作成に特化した広告自動化ツールです。
管理画面から1クリックするだけで、表示回数・クリック数などをまとめた基本的なレポートや、年齢別、クリエイティブ別など、さらに細かいレポートも作成できます。
「Webレポート」の機能を活用すれば、都度レポートをエクスポートしなくても、クライアントや社内に共有することも可能です。
ツール内でレポートの共有まで完了できるので、レポーティングの工数削減に役立ちます。
AD EBiS
| 内容 |
提供元 | 株式会社イルグルム |
機能 |
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連携可能な媒体 |
他媒体は要相談 |
料金 | 要問い合わせ |
トライアル | なし |
公式URL |
AD EBiSは、広告の効果測定とレポーティングに強みを持つ広告自動化ツールです。
導入実績は1万件を超えており、広告だけではなく、マーケティング施策全体で活用できます。
AD EBiSは、ユーザーのサイト流入からコンバージョンに至るまでの経路分析が得意な領域です。経路の分析は、広告の管理画面だけで対応するのは難しく、手間のかかる作業となってしまいます。
しかし、AD EBiSであれば、ユーザーの初回流入からコンバージョンまでのデータを、管理画面で一覧化できます。経路の分析も徹底することで、マーケティング戦略にも活用できるでしょう。
ADRAS
| 内容 |
提供元 | CATS株式会社 |
機能 |
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連携可能な媒体 |
など20社以上と連携可能 |
料金 | 月額49,800円 |
トライアル | なし |
公式URL |
ADRASは、レポート作成の業務を効率化できるツールです。
数多くの媒体と連携できるADRASですが、月額49,800円の費用は固定です。登録できるアカウント数も無制限なので、運用アカウントが多いほど、費用対効果を高められます。
また、ADRASの管理画面をクライアントと共有することも可能です。広告媒体の管理画面よりもわかりやすく、複数媒体の成果を一目で確認できるため、双方の認識合わせがしやすくなるでしょう。
Roboma
| 内容 |
提供元 | RoboMarketer 株式会社 |
機能 |
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連携可能な媒体 |
|
料金 | 月額30,000円から |
トライアル | 無料トライアルあり |
公式URL |
Robomaは、レポート作成やデータ分析に強みを持つ広告自動化ツールです。
キャンペーン別、広告グループ別などの基本的なレポートの他、クリエイティブ別のレポート作成も可能です。
またRobomaは、WebアンテナやAD EBiSなどの効果測定ツールとも連携できます。流入経路や間接効果も同時に分析できるため、よりデータに基づいたマーケティング施策を実行できるようになります。
ユーザーの行動を細かくレポーティングし、マーケティングに取り組む企業にはおすすめのツールです。
広告自動化ツールを選ぶポイント
広告自動化ツールを選ぶ際には、以下のポイントを意識しましょう。
- ツールを導入する目的を明確にする
- 自動化したい媒体と連携できるか確認する
- 予算に合ったツールを選ぶ
ツールを導入する目的を明確にする
広告自動化ツールを導入する前に、ツールを導入する目的を明確にする必要があります。
ツールにもさまざまな機能があるので、何を解決したいのか、どの業務を効率化したいのか明らかにしましょう。
たとえば、リスティング広告の入札調整に時間を取られている場合は、自動的に入札を調整してくれるツールや、運用状況を分析し改善提案してくれるツールが便利です。
広告自動化ツールによって、得意な領域は異なるため、自社の課題を解決できるツールを選びましょう。
自動化したい媒体と連携できるか確認する
ツールを選定する際は、自動化したいと考えている媒体と連携できるか確認しましょう。
多くの媒体と連携できるツールもあれば、限られた媒体しか連携できないツールもあります。自動化したい媒体に対応しているか、導入前にチェックすることが重要です。
また、広告自動化ツールは、製品によって作業内容や精度も異なります。
たとえば、Google広告と連携している広告自動化ツールは、入札や広告作成、レポーティングなどの作業を自動化できるが、他の媒体は、数値確認やレポーティングしかできない、というようなツールもあります。
ツールによっては、限定的な業務しか自動化できない場合もあるため、連携できる媒体や自動化できる作業は確認しましょう。
予算に合ったツールを選ぶ
広告自動化ツールは、自社の予算に合った製品を選びましょう。
一般的にはより高額なツールほど、自動入札や広告作成など、高度な機能を備えています。広告運用の費用対効果を高めるには、予算に適したツール選びが重要です。
また、ツールの料金体系は、定額制、成果報酬型、従量課金など、ベンダーによってさまざまです。使い方次第ではコストが膨らんでしまう可能性もあります。
自社の広告運用の規模や利用頻度、広告媒体の種類などを考慮し、コストパフォーマンスのよいツールを選びましょう。
広告自動化ツールを導入する際の注意点
広告自動化ツールを導入する際は、以下のポイントに注意しましょう。
- 広告運用の知識がある人を担当に付ける
- 定期的なメンテナンスは必要
- 導入初期は工数がかかる
広告運用の知識がある人を担当に付ける
広告自動化ツールを導入したら、広告運用の知識がある人を担当に付けましょう。
広告自動化ツールは、人の手作業を自動化し、業務効率化や広告の効果を改善するツールです。しかし、自動化された広告運用でも、運用方針や設定内容には人の知識や判断が必要です。
まったく知識のない人がツールを使うと、適切に運用できているのか判断できず、逆に効果が悪化してしまう可能性もあります。
広告自動化ツールは、業務を完全に吸収してくれるツールではなく、あくまで運用者の補助的なツールです。適切に運用できているか判断するためにも、広告運用の知識や経験を持った人を担当に付けましょう。
定期的なメンテナンスは必要
広告自動化ツールは、導入後も定期的にメンテナンスしましょう。ツールは導入して放置するのではなく、定期的に人が手を加える必要があります。
たとえば、媒体側でアップデートや仕様変更があった場合、広告自動化ツールが連携できなくなる可能性があります。問題なく連携できているか、日頃からチェックする習慣をつけましょう。
また、広告運用上の問題が発生した場合にも、ツールの設定や運用方法の見直しが必要になります。たとえば、コンバージョン率が低下している場合には、ツールの自動入札が正しく機能しているか、自動作成された広告に不備はないか、目視でも確認が必要です。
状況を確認するためにも、定期的にツールをチェックし、必要に応じてメンテナンスしましょう。
導入初期は工数がかかる
広告自動化ツールは、導入初期には工数がかかってしまいます。
また、安定して運用できるようになるまでも、しばらく時間がかかると認識しておきましょう。
初期設定や各媒体のデータ移行など、はじめは工数がかかる作業が発生します。たとえば、タグの設置やAPIの接続など、内容によっては専門的な知識も必要となるので、運用担当者やエンジニアの工数も事前に確保しておきましょう。
導入初期は工数がかかってしまいますが、運用が定着すると、広告運用の業務効率化や効果改善につながります。
長期的な視点ではメリットがあるので、導入時に社内が混乱してしまわないよう、事前に必要な工数や人員を見積もっておきましょう。
広告自動化ツールの導入がおすすめな企業
広告自動化ツールは以下のような企業に導入がおすすめです。
- 広告運用の業務を効率化したい企業
- 広告の運用効果を改善したい企業
- 広告データを一元管理したい企業
広告自動化ツールでは上記のような課題を解決できます。
それぞれ順番に見ていきましょう。
広告運用の業務を効率化したい企業
広告運用の業務を効率化したい企業には、広告自動化ツールの導入がおすすめです。
広告運用には、広告作成、入稿、入札調整、レポーティングなど、さまざまな業務があります。すべての業務を人が行うと、広告の設定やデータの集計のような単純作業だけで、手が埋まってしまいます。
そこで、単純な作業を自動化すれば、担当者の工数を削減できるため、データの分析や戦略立案など、本来の業務に集中できるようになるでしょう。
自動化によって案件数の増加も期待できるため、会社の売り上げ増加にも貢献する可能性があります。
広告の運用効果を改善したい企業
広告の運用効果を改善したい企業にも、広告自動化ツールはおすすめです。
広告自動化ツールは、機械学習やAIの技術を活用して、自動で入札を調整したり予算を配分したりできます。そのため、人が見落としてしまうようなデータも拾い上げて、データに基づいた適切な広告運用を実現します。
ツールによっては、効果の分析や未来予測までしてくれる機能もあるため、長期的に利用すればより精度も向上できるでしょう。
広告データを一元管理したい企業
複数の媒体の広告データを一元管理したい場合、広告自動化ツールの導入がおすすめです。
多くの媒体を運用していると、広告データの確認をする際、それぞれの管理画面を往復しなければなりません。また、レポートを作成する際も、各管理画面からデータを抽出し、自分で統合させる必要があります。
広告自動化ツールであれば、一つの画面に複数媒体のデータを並べることも可能です。広告のデータを一元管理できれば、どの媒体の効果がよいのか即座に判断できるため、速やかに広告戦略も調整できるようになります。
また、入稿機能も付いているツールであれば、複数媒体への同時入稿も可能です。1媒体ずつ、人の手で入稿していると時間もかかってしまいますが、ツールであれば人為的ミスの防止にもつながります。
【kyozon編集部おすすめ】広告自動化ツールとあわせて検討したい広告運用改善サービス
ここでは、kyozon編集部がピックアップした、広告自動化ツールとあわせて検討したい広告運用改善サービス4選を紹介します。
- リピストX(クロス)
- クラフトカート
- 楽楽リピート
- 診断クラウド「ヨミトル」
それぞれの内容や特徴を解説します。
【D2C事業のPDCAを高速化】リピストX(クロス)
・ECサイトで定期通販を取り扱っている
・購入フォームを改修してCVRを向上させたい
・広告集計の管理によって集客プロモーション効果を高めたい
リピストXは、定期通販特化型のECカートシステムです。D2C通販に関するあらゆる情報を集約・管理するので、「見込み顧客がどのような商品を購入しているのか」、「潜在顧客がどのような広告に反応しているのか」などのデータを把握できます。
また、広告集計機能もあり、広告代理店と連携してそれぞれの費用対効果も確認できるため、より効果的な広告出稿が可能です。
通販事業の広告効果を改善したい場合は、データ分析しやすく、広告集計もできるリピストXを検討してみてはいかがでしょうか。
- 業種:小売 / 流通 / 商社系
- 会社名:-
- 従業員規模:101〜300人
- 部署:マーケティング部
- 役職:係長・主任クラス
- 業種:メーカー / 製造系
- 会社名:-
- 従業員規模:1001〜5000人
- 部署: 情報システム部門
- 役職:係長・主任クラス
【販売促進機能との組み合わせで広告効果を最大化】クラフトカート
・カート機能や定期購入管理ができるシステムを導入したい
・クーポンなどのセールス機能でCVRを強化したい
・オリジナルのデザインでECサイトを構築したい
クラフトカートは、オンラインショップ全体を1つの独自ドメインで管理する高機能なECサイト構築サービスです。豊富でパワフルな販売促進機能、自動化された定期購入機能、自由度の高いデザイン編集をできるのが特徴です。
レポート機能の中には、売上レポートやアクセスレポートがあり、ターゲットに向けた広告が施策通りに流入しているか分析できます。また、キャンペーンやタイムセールといったセールス機能と広告と組み合わせれば、集客増加が見込まれます。
ECサイト運営をしながら、広告分析もしたい場合は、クラフトカートがおすすめです。
- 業種:輸送 / 物流 / 交通 / 倉庫系
- 会社名:-
- 従業員規模:301〜1000人
- 部署:営業・販売部門
- 役職:契約・派遣・委託
- 業種:IT / 通信 / インターネット系
- 会社名:株式会社エースラボ
- 従業員規模:31〜100人
- 部署:情報システム部門
- 役職:一般社員・職員
【ECカートシステム構築から広告分析まで対応】楽楽リピート
・ECサイトで定期通販の商品を取り扱っている
・新規顧客の獲得からリピート化までの仕組みを強化したい
・現在使用しているカートシステムから乗り換えを検討している
楽楽リピートは、定期通販機能が充実しているECカートシステムです。新規顧客獲得のためのフォーム一体型LPやアップセル・クロスセル機能をはじめ、獲得した顧客の育成に活用できるCRM機能も標準機能として提供しています。
広告分析機能では、広告対象商品をあらかじめ設定し、複数の広告をグループ化することで、広告の効果を継続的に把握できます。また、広告ごとのCVRやCPOが抽出でき、広告の組み合わせによる費用対効果も比較・分析可能なのが楽楽リピートの利点です。
ECサイトの集客に課題を感じている企業は、導入を前向きに検討してみるとよいでしょう。
- 業種:サービス / 外食 / レジャー系
- 会社名:株式会社マイナビ
- 従業員規模:5000人以上
- 部署:情報システム部門
- 役職:係長・主任クラス
- 業種:小売 / 流通 / 商社系
- 会社名:-
- 従業員規模:31〜100人
- 部署:営業・販売部門
- 役職:一般社員・職員
【SNSとの相性抜群集客ツール】診断クラウド「ヨミトル」
・自社のマーケティングに診断コンテンツを導入したい
・診断コンテンツの制作を低コストで実施したい
・新規顧客の獲得や既存顧客の育成を強化したい
ヨミトルは、診断コンテンツを活用したマーケティングツールです。診断コンテンツは知識がなくてもひな型から作成可能で、誰でも簡単に導入できます。自社サイトに設置し、ユーザーを外部に離脱させず、登録や成約に貢献します。
診断コンテンツはSNSとの相性が良く、結果がシェアされると自動的に拡散されるため、高い集客効果が期待できます。また、レポート機能の一部で「シェア確認」ができ、日別ごとにシェア数やURLコピー数の把握ができるのも利点です。
集客効果を高めるためにも、診断コンテンツを比較検討の候補に入れてみませんか。
- 業種:エネルギー / 環境 / リサイクル系
- 会社名:株式会社サニックス
- 従業員規模:301〜1000人
- 部署:マーケティング部
- 役職:一般社員・職員
広告自動化ツールのよくある質問
広告自動化ツールのよくある質問と回答をご紹介します。
- 広告自動化ツールの具体的なメリットは何ですか?
- 広告自動化ツールで利用できる媒体を知りたい
- 広告自動化ツールを導入する目安が知りたい
1つずつ解説していきます。
広告自動化ツールの具体的なメリットは何ですか?
広告自動化ツールは初心者でも簡単に利用できるだけでなく、運用の作業負担を軽減しながら効果的な改善ができるメリットがあります。
AIや独自のアルゴリズムが採用されているツールもあり、使用する従業員のスキルや知識に依存しない運用が可能です。また、キーワード選定や予算の調整、コストの見直しを自動でおこなってくれるツールもあるため、担当者の作業時間を大幅にカットしてくれます。
広告自動化ツールで利用できる媒体を知りたい
広告自動化ツールで利用できる広告媒体は、「SNS広告」「YouTube動画広告」「バナー広告」「リスティング広告」の4つです。各媒体の特徴は以下のとおりです。
特徴 | |
SNS広告 |
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YouTube動画広告 |
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バナー広告 |
|
リスティング広告 |
|
利用する広告自動化ツールによって特化している広告媒体が異なるため、自社が効果的に運用したい広告を決めてからツールを導入しましょう。
広告自動化ツールを導入する目安が知りたい
複数の案件と複数の媒体で広告運用が必要となり、担当者の工数が著しく増えるタイミングで広告自動化ツールの導入をおすすめします。
広告自動化ツールを利用すればデータの一元管理やレポートの自動的作成、従業員の作業量削減が可能です。ただし、ツールの導入と使いこなすまで一定の時間が必要なため、運用工数が増える前に広告自動化ツールの導入検討をおすすめします。
まとめ
おすすめの広告自動化ツールと、ツールの選び方・注意点を解説しました。
広告自動化ツールを導入すると、業務が効率化され、運用の効果も改善されます。しかし、ツールを導入して放置するのではなく、日頃のチェックや定期的なメンテナンスも重要です。
自社の課題は何か、ツールによって何を解決したいのかを明らかにし、適切な広告自動化ツールを選びましょう。