AI Messengerとは
AI Messenger(AIメッセンジャー)とは、株式会社AI SHIFTが提供するチャットボットサービスです。
「AIを民主化する」といったミッションを掲げており、AIを軸とした事業展開を行なっています。
AI Messengerの特徴は、下記の通りです。
- 煩雑なやりとりをAIが自動分析してくれる
- 2つのチャットボットを組み合わせられる
- 応答率や正解率を向上させるためのロードマップがある
また、ヤフー株式会社やCCCカルチュア・コンビニエンス・クラブなどの有名企業にも導入されています。
そんなAI Messengerの料金プランは、下記の通りです。
内容 | |
初期費用 | 500,000円〜 |
月額費用 | 150,000円〜 |
さらにオプション機能として、外部システム連携や沖縄チャットセンターの利用、FAQページの構築・運用があります。
ほかにも、株式会社AI SHIFTがすべての運用を行うプランもあるので、気になる場合は公式サイトから問い合わせてみましょう。
AI Messengerの主な機能
AI Messengerの主な機能は、下記の3つです。
- 基本機能
- 各種連携機能
- オプション機能
それぞれ解説していきます。
基本機能
AI Messengerの基本機能は、下記8つです。
- 独自のAI研究開発
- AI Compass
- 画像/動画の利用
- フィードバック機能
- レポーティング
- シナリオ型&一問一答型のハイブリッド
- 複数チャネル対応
- セキュリティ
ひとつずつ解説していきます。
独自のAI研究開発
AI Messengerでは、チャットボットによる運用効率や精度を向上させるために、AIエンジニアによる独自の研究開発が行われています。
また、東京都立大学小町研と東北大学の乾研との産学連携によるアカデミックな知見を取り入れることで、技術の向上に励んでいます。
AI Compass
AI Compassとは、100社以上の運用実績を基にして、AIに学習ノウハウを搭載した独自機能です。
特徴として、下記の2つがあります。
- 回答できなかった質問は、AIが自動抽出する
- 自動抽出された質問は、グルーピングされた状態で表示される
また直感的にUI・UXを操作できるので、短時間でのチューニングが可能です。
画像/動画の利用
AI Messengerでは、チャットボットの回答部分に最適な画像や動画を活用できます。
また有人チャットを利用する際は、ユーザー/オペレーターの相互で画像や動画によるやりとりも可能です。
フィードバック機能
AI Messengerはチャットボットによる回答を提示したあと、ユーザーからフィードバックを取得できます。
フィードバック取得のON/OFFは質問ごとに切り替えられ、自由記入のアンケート設置も可能です。
レポーティング
AI Messengerのレポーティングを活用することで、チャットボットの解決率や正解率を把握できます。
そのため、利用状況を分析する際に役立てられるでしょう。
シナリオ型&一問一答型のハイブリッド
AI MessengerにはAIが自動で最適回答を行う「シナリオ型」と、ルールに則って回答する「一問一答型」があります。
顧客の質問に一問一答で回答するだけでなく、シナリオに沿って回答できるので、顧客の疑問に対して最適な解決方法を提示できるでしょう。
複数チャネル対応
AI Messengerは、WebページやLINE公式アカウントにもチャットボットを導入できます。
また、それぞれのチャネルで有人チャットも活用できます。
セキュリティ
運営元である株式会社AI SHIFTは、情報セキュリティの国際規格である「ISO27001/ISMS」を取得しています。
つまりセキュリティ基準が厳格なので、安全な運用が可能です。
各種連携機能
AI Messengerの各種連携機能は、下記3つです。
- 有人チャット機能
- API連携
- 他社チャットツール連携
ひとつずつ解説していきます。
有人チャット機能
AI Messengerの有人チャット機能では、チャットボットと有人チャットの組み合わせが可能です。
それぞれのハイブリッドによって、顧客満足度の向上と業務の効率化につなげられるでしょう。
API連携
AI Messengerと既存システムとのAPI連携によって、応対できる回答幅を広げられます。
つまり、コストの削減を期待できるでしょう。
またCRMツールを導入することで、データの一元管理も行えます。
ただしツールの導入は、別途費用が発生する場合があるので注意しましょう。
他社チャットツール連携
AI Messengerは、すでに導入している他社の有人チャットツールとの連携が可能です。
質問や回答内容に合わせてチャットツールを切り替えられるため、顧客満足度の向上につながります。
オプション機能
AI Messengerのオプション機能は、下記2つです。
- FAQページ構築/運用
- 沖縄チャットセンター
ひとつずつ解説していきます。
FAQページ構築/運用
AI Messengerでは、専任チームによるFAQページの構築・運用を依頼できます。
100社以上のチャットボット運用経験から、FAQページ公開後の利用分析に基づいた運用が行われます。
沖縄チャットセンター
AI Messengerでは、有人チャット対応に特化したチャットセンターが沖縄にあります。
対応時間は、24時間365日です。
質の高いチャット応対を実現するため、クライアントごとでトレーニングが行われており、顧客の疑問を即時解決します。
AI Messengerを導入するメリット
ここまで、AI Messengerの主な機能をお伝えしました。
続いて、AI Messengerを導入するメリットを解説します。
- 企業に適した初期設計を行ってくれる
- 独自テクノロジーが導入されている
- ハイブリッド型のチャットボットを構築できる
ひとつずつ解決していきます。
企業に適した初期設計を行ってくれる
AI Messengerを導入するメリットは、企業に適した初期設計を行なってくれる点です。
今まで100社以上の運用実績があるため、マニュアルや過去の問い合わせデータなどから、企業ごとに最適な初期設計を実現します。
そのため問い合わせデータを準備するだけで、「優先して対応すべき領域の可視化」や「操作性の高いチャットボット」の作成が可能です。
また、「チャットボットへの知識がなく、何から手をつければいいのか分からない」といった企業も安心して利用できます。
独自テクノロジーが導入されている
AI Messengerでは、独自テクノロジー「AI Compass」を利用できる点が導入メリットです。
AI Compassの特徴として、下記の2つが挙げられます。
- 飛躍的に回答精度を向上できる
- 回答の紐づけや問い合わせ内容の分析を短時間でチューニングできる
回答できなかった質問はAIが自動抽出して、それぞれの質問をグルーピングします。
そのため、短い時間で直感的な操作をチューニングできるでしょう。
ハイブリッド型のチャットボットを構築できる
AI Messengerを導入することで、ハイブリッド型のチャットボットを構築できる点がメリットです。
通常のチャットボットには、下記の型があります。
- 一問一答型:最適な回答をAIが自動で提示する
- ハイブリッド型:あらかじめルールに則って回答を提示する
AI Messengerでは、両方の回答方法を組み合わせたハイブリッド型のチャットボットの作成が可能です。
ハイブリッド型の活用によってユーザーを適切な回答に導き、顧客満足度の向上につなげられるでしょう。
AI Messengerの導入に向いている企業の特徴
ここまで、AI Messengerを導入するメリットをお伝えしました。
続いて、AI Messengerの導入に向いている企業の特徴を解説します。
- AIと有人に対応したチャットボットを導入したい
- 使いやすいチャットボットを導入したい
- チャットボット導入の効果を最大化したい
ひとつずつ解説していきます。
AIと有人に対応したチャットボットを導入したい
AI Messengerの導入は、AIと有人に対応したチャットボットを導入したい企業に向いています。
AI・オペレーターの両方を取り入れられるので、「基本的な質問=AI」「複雑な質問=有人」といった振り分けが可能です。
また沖縄チャットセンターは、問い合わせ対応を24時間365日行なっています。
幅広い知識を持ったオペレーターがリアルタイムで対応しているため、実店舗にいるような接客を実現できるでしょう。
使いやすいチャットボットを導入したい
AI Messengerは、使いやすいチャットボットを導入したいと考えている企業にも適しています。
チャットボットは、ユーザーが自社サイトにアクセスした瞬間から問い合わせできるツールではありますが、利便性が悪ければ利用されません。
しかし、AI Messengerには累計100社以上の運用実績があるため、対応すべき領域を明確にしたうえでチャットボットの初期設計を行います。
また、クライアントごとに適した初期設定を行なっている点も、導入理由として挙げられます。
チャットボット導入の効果を最大化したい
AI Messengerの導入は、チャットボット導入の効果を最大化したいと考えている企業にも向いています。
例えばAI Messengerでは、下記に挙げるチャットボットの指標をレポーティングしてくれる点がメリットです。
- 解決率
- 利用状況
- 回答の正解率
またフィードバック取得機能を活用することで、自社サイトの現状を把握・改善が図れます。
さらに独自機能である「AI Compass」は、チューニングにより回答精度を上げて、利用者数も最大化できるでしょう。
チャットボットを選ぶときのポイント
ここまで、AI Messengerの導入に向いている企業の特徴をお伝えしました。
続いて、チャットボットを選ぶときのポイントを解説します。
- AIが導入されているか
- 導入目的に沿った機能が搭載されているか
- 費用は予算内に収まっているか
- 外部連携は可能か
- サポート体制は充実しているか
- チャネル対応の幅は広いか
ひとつずつ解説していきます。
AIが導入されているか
チャットボットを選ぶ際は、AIが導入されているかどうか確認しましょう。
チャットボットは「AI型」と「シナリオ型」の2種類に分けられており、それぞれの特徴は下記の通りです。
種類 | 特徴 |
AI型 |
|
シナリオ型 |
|
それぞれAIの有無によって、費用・機能面が大きく変わるので覚えておきましょう。
導入目的に沿った機能が搭載されているか
チャットボットを選ぶにあたって、自社の導入目的に沿った機能が搭載されているか確認しましょう。
主にチャットボットによる効果は、下記の2つに分類されます。
- ユーザーとの接点を増やして、CVRの向上を図れる
- 管理・サポート部門における、社内外の問い合わせ対応を効率化できる
どちらもチャットボットの基本機能として備わっている場合が多いですが、導入前の確認事項として覚えておきましょう。
費用は予算内に収まっているか
ほぼすべてのチャットボットはクラウド型サービスのため、利用時にさまざまな費用が発生します。
発生する費用と押さえておくべきポイントは、下記のとおりです。
費用 | ポイント |
初期費用 | 初期費用が無料の場合でも、月額費用で上乗せされるケースがある |
月額費用 | 固定料金や従業員数、PV数に応じて従量課金がかかるケースがある |
設定費用 | 基本的に無料であるが、有償で代行サービスを行う業者もある |
サポート支援費用 | 価格が安い場合、サポート範囲が狭い場合があるので注意する |
機能拡張にかかる費用 | 月額費用に上乗せされる場合がある |
チャットボットを提供している企業によって、別途費用がかかる場合もあるので、導入前に確認しておきましょう。
外部連携は可能か
チャットボットによっては、外部ツールとの連携の有無が異なります。
具体例として、下記の機能が料金プランに含まれているか確認しましょう。
- 多言語対応
- レポート機能
- 聞き返し機能
- 友人対応機能
- 自動学習機能
- レコメンド機能
また、「チャットボットで得られた情報を外部ツールに蓄積したい」「ビジネスチャットツールのなかで、チャットボットを活用したい」といった場合に希望ツールと連携できるかどうかも重要です。
サポート体制は充実しているか
チャットボットを選ぶ際は、サポート体制が充実しているか確認しましょう。
例えば海外製のチャットボットの場合、日本語対応していないケースも少なくありません。
そのため、導入もしくは設定時の不安に備えて、カスタマーサポートが設置されている国産チャットボットを選びましょう。
チャネル対応の幅は広いか
チャットボットを選ぶポイントとして、チャネル対応の幅が広いかどうかが挙げられます。
主に、チャットボットは下記のチャネルへの埋め込みが可能です。
- Webサイト
- ビジネスチャット
- メッセージングアプリ
サービスごとに対応チャネルが異なるため、「社内への問い合わせに対応できるか」「Webサイトやメッセージングアプリに埋め込めるか」といった目的を明確にして確認しましょう。
【kyozon編集部おすすめ】あわせて検討したいチャットボットサービス
ここまで、チャットボットを選ぶときのポイントをお伝えしました。
続いて、kyozon編集部がおすすめするチャットボットサービスを3つ紹介します。
- qualva | ウェブ接客を最適化
- Flipdesk | 顧客体験(CX)の向上
- チャネルトーク | ECサイトのチャットボット
それぞれ紹介していきます。
qualva | ウェブ接客を最適化
内容 | |
導入費用 | 要問い合わせ |
月額費用 | 要問い合わせ |
機能 |
|
- 業種:メーカー/製造系
- 会社名:非公開
- 従業員規模:301〜1,000人
- 部署:営業・販売部門
- 役職:一般社員・職員
新規顧客の獲得に特化したチャットボットとして、多くの企業に利用されています。
qualvaを導入したWebサイトは、CVRが1.2〜2倍向上した実績があり、導入開始日から効果を実感できるでしょう。
また、解約抑止専用チャットボット「レスキュー」と併用することで、LTVの向上も図れます。
こちらの記事では、qualvaの主な機能やメリット、チャットボットサービスの正しい選び方を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
Flipdesk | 顧客体験(CX)の向上
内容 | |
提供会社 | 株式会社フリップデスク |
初期費用(税別) | 50,000円 |
月額費用(税別) | 50,000円 |
機能 |
|
Flipdeskとは、Webサイト訪問ユーザーに合わせた販促・接客によって、CVRを改善するWeb接客ツールです。
CVR改善以外には、商品・サービスへの理解促進や離脱率の低減も実現できます。
サイト内に設置したタグから、ユーザー属性や閲覧・購買情報を収集することで、精度の高いアクションが可能です。
導入後の費用対効果には定評があるため、これまで1,400社以上の導入実績があります(2023年7月時点)。
こちらの記事では、データ分析や記事コンテンツ制作に欠かせないコンテンツマーケティングツールの正しい選び方や導入すべきツールを3つ紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
チャネルトーク | ECサイトのチャットボット
内容 | |
初期費用 | 0円 |
月額費用 | 3,000円〜 (無料プランあり) |
機能 |
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チャネルトークは、株式会社Channel Corporationが提供するWebチャット機能とCRM機能が一体化したツールです。
有人対応・無人対応を切り替えられるほか、LINEやInstagramとの連携により同じ画面であらゆる顧客コミュニケーションを管理できます。
また顧客情報を蓄積できるCRM機能も搭載されており、別々のツールでデータ管理をする手間がなくなるでしょう。
無料プランもあるので、導入前に機能性や操作性の確認が可能です。
こちらの記事では、チャネルトークの主な機能やメリット、導入するべき企業の特徴を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は、AI Messengerの主な機能やメリット、導入するべき企業の特徴を解説しました。
AI Messengerとは、株式会社AI SHIFTが提供するチャットボットサービスです。
主な機能として、下記の3つがあります。
- 基本機能
- 各種連携機能
- オプション機能
また、「企業に適した初期設計を行ってくれる」「独自テクノロジーが導入されている」といった点もメリットです。
本記事でお伝えした導入が向いている企業の特徴や選ぶときのポイントも参考にして、AI Messengerの導入を検討してください。
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