【要件別】プログラム言語一覧
現在、Webアプリやスマホアプリのサービスを開発する際に使われるプログラム言語ですが、これから学習を始めるにあたってどの言語を学べがいいか迷う人も少なくないでしょう。
この記事ではプログラム言語を要件別に詳しく解説していく他にも、人気言語も紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
Webアプリ開発
まずは「Webアプリ開発」で使用されるプログラム言語である以下の6つの言語について見ていきましょう。
- PHP
- Ruby
- Python
- JavaScript
- SQL
- HTML•CSS
それぞれ詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
PHP
まずは、Webアプリ開発専用の言語と言われている「PHP」について解説します。
PHPで作られたECサイトやSNSは多く存在しており、耳にしたことがある人も多いでしょう。
PHPは、学習におけるコストが少なく未経験での学習でも挫折しにくい点がメリットであると言えます。
また、プログラムに必要不可欠であるコードの記述量が少ないことから、エンジニアの負担の軽減や短納期の場合でも対応がしやすいと、初心者にはおすすめのプログラム言語です。
PHPについてさらに詳しく知りたい方は、以下の記事「PHPとは何か?どのようなプログラミング言語か、周辺情報含め日本一わかりやすく解説!」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
Ruby
前述したPHPと並んで知る人も多いプログラム言語で「Ruby」があります。
Webアプリ開発向きの言語であり、学習においてのコストが少なく勉強しやすいプログラム言語であると言えます。
Rudy on Railsを活用することで素早く開発ができるだけでなく優れたフレームワークであることから多くのユーザーに愛されています。
ただ、何種類ものフレームワークを覚える必要がない点が「Rudy」を利用するメリットであると言えるでしょう。
取得方法やRudyについてもっと詳しく知りたい方は、以下の記事「Rubyとは?Railsも含め特徴と習得方法を日本一わかりやすく解説!」で詳しく解説していますので、ぜひ一読ください。
Python
「Python」は、コード記述に対する制約が多いことから誰が書いても同じようなコードになることが特徴です。
そのため、他人が作成したコードが読みやすいことから、チームでの開発を行う場合は効率化に役立てることができます。
また、Webアプリ開発や機械学習にも多く使われている理由として、処理速度が優れていることが挙げられます。
現在、人気が右肩上がりとも言われている「Python」をもっと詳しく知りたい方は、以下の記事「Pythonとは?右肩上がりの人気プログラミング言語を日本一わかりやすく解説」で、わかりやすく解説していますので、ぜひご覧ください。
JavaScript
「JavaScript」は、Webアプリの開発におけるフロントエンドの動作が書ける言語です。
ここまで紹介した「PHP」や「Rudy」はバックエンド側の処理を書くのに使われますが「JavaScript」は、サイトにアラートを表示する場合やユーザーの動作によって表示を変更させたい場合に役立てることができます。
そのため、フロントエンドの分野で仕事をしていきたい方は、まず「JavaScript」を学習してみることをおすすめします。
SQL
データベースを操作するために利用される言語に「SQL」があります。
データベース言語という括りですが、システム開発やWebアプリの開発において欠かせない存在です。
Webアプリ開発では、多くの場合データベースが用いられることから、習得は必須であると言えるでしょう。
まだ、SQLの学習を行なっていない方は、以下の記事「SQL初心者向け|データベース言語の基礎知識と機能を徹底解説」で基礎知識や機能を詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてください。
HTML・CSS
Webサイトの作成において必要不可欠であると言えるのが「HTML・CSS」です。
厳密にはプログラム言語ではありませんが、Webアプリ開発においても必要不可欠であると言えます。
「PHP」などは動的なサイトを作るために利用される言語であることに対し、「HTML・CSS」で作られるのは静的なサイトです。
Webアプリを開発する場合は、プログラム言語と合わせて「HTML・CSS」も習得する必要があることを理解しておきましょう。
また、HTMLについて詳しく知りたい方は、以下の記事「HTMLとは?できることやSEOとの関係性などを網羅的に解説します!」で詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
スマホアプリ開発
次にスマホアプリ開発に用いられる、プログラム言語である下記について紹介します。
- Java
- Kotlin
- Objective-C
- Swift
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Java
「Java」は、Androidアプリの開発で使われる言語です。
オブジェクト指向型言語であることから、大規模な開発に向いていると言われています。
スマホアプリ開発は持ちろん、Webアプリやデスクトップアプリなどの分野で活躍するほかにも、様々な開発環境で動かせる点も特徴です。
しかし、後ほど紹介する「C言語」と比べると難易度は低いですが、前述した「PHP」や「Ruby」よりも難しく難易度がやや高めなため、学習の途中で挫折してしまう人もいます。
Kotlin
「Kotlin」は、近年Androidアプリ分野で注目されているプログラム言語です。
先ほど紹介した「Java」よりも難易度が低いだけでなく、バグが出にくい仕様となっています。
また、GoogleはAndroidアプリ開発において正式言語として採用していることから、Kotlinを採用している企業においてGoogleからのサポートを受けることができます。
現在、まだ「Java」の方が優勢ですが、「Kotlin」のシェアも拡大していることから今後シェア数は上回るのではないかと予測されています。
そのため、これから「Java」の学習を始めようと検討している方は、ぜひ「Kotion」をまずは習得してみてもいいでしょう。
Objective-C
「Oblective-C」は、iOSアプリ開発で使われているプログラム言語です。
難易度が高く、近年「Swift」にシェアを奪われつつあることから、今から習得を始めることはおすすめできません。
Swift
先述した「Objective-C」に改良を加えて誕生したプログラム言語が「Swift」です。
「Objective-C」同様、iOSアプリ開発で使われるプログラム言語であり、「Objective-C」よりも学習コストを抑えることができます。
現在のiOSアプリ分野では「Swift」の方がコードの記述量が減っていることからも人気であるため、これから参入するのであれば「Swift」を学ぶことをおすすめします。
参考:Swiftのフレームワークおすすめ7選【2024年版】|テクフリ
C言語系
続いて紹介するのは「C言語系」と言われる以下の2つのプログラム言語です。
- C
- C++
プログラム言語の中でも有名であり、大学の情報工学部では一番最初に学習する場合も多いです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
C
「C言語」は、主に以下の家電などで内蔵されたコンピュータを作るのに利用されるプログラム言語であり、分類としてはコンパイラ言語に該当します。
- 冷蔵庫
- テレビ
- オーブンレンジ
前述した「PHP」や「Rudy」よりも処理速度が速い点が特徴です。
しかし、学習コストが高く難易度も高いため、プログラム未経験者が最初に「C言語」の学習を始めてしまうと挫折してしまう可能性が高くなってしまうでしょう。
C++
「C++」は、前述した「C言語」にオブジェクト指向の概念を取り入れて開発された言語であり、大規模な開発においても使いやすいプログラム言語です。
- Webアプリ
- デスクトップアプリ
- ゲーム
上記のように、幅広い分野で活用されている「C++」限度であり、難易度は高めですがライブラリが多数あることから「C言語」よりは難易度が低いと言われています。
注目されてる言語
これまで、様々なプログラム言語を紹介してきましたが、世間に注目されている言語にはどのようなものがあるのでしょうか。
ここからは注目されているプログラム言語として、下記の3つを紹介していきます。
- Scala
- Go
- TypeScript
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Scala
「Scala」は、開発するアプリの種類によって、オブジェクト指向と関数型を使い分けられることができるプログラム言語です。
また、JavaのライブラリのほとんどがScalaでも利用できることから、様々な開発で活躍します。
オブジェクト指数と関数型の2つの書き方ができるため、両方を勉強しなければいけないことから難易度が高いですが、汎用性が高いことから今後シェアを伸ばすプログラム言語であると言えます。
Go
「Go言語」は、Googleが開発した言語です。
処理速度が速く、文法もわかりやすいことから、Google社内を始めメルカリで活用されるなど、多くの大手企業が活用しています。
学習コストが低い点も特徴であり、今後流行る可能性の高い注目されているプログラム言語です。
TypeScript
Webアプリケーション開発のフレームワークで推奨されるようになった「TypeScript」も注目されているプログラム言語の一つです。
2017年には、Google社内の標準開発言語に承認されたことから、世界中から注目を集めるきっかけとなっただけでなく、将来性があるプログラム言語であるとも言われています。
「JavaScript」の動く環境であればすぐに使うことができ、ライブラリも使用できるため互換性が抜群であることが特徴であり、前述した2つのプログラム言語と比べ、学習しやすい言語であると言えるでしょう。
人気のプログラム言語
ここからは、人気のプログラム言語である以下の3つを紹介します。
- JavaScript
- Java
- Python
それぞれ詳しく見ていきましょう。
JavaScript
「JavaScript」は、Webアプリケーション開発において活用されるプログラム言語です。
転職や就職に有利なプログラム言語と言われているだけでなく、汎用性の高さからも人気が高いプログラム言語であると言われています。
また、前述でも紹介した注目されている言語の一つである「TypeScript」との互換性があることから、これからプログラム言語を学ぼうと考えてる方にはぜひ習得してほしい言語です。
Java
スマホアプリ開発において活用される「Java」も人気のプログラム言語と言われています。
難易度はやや高めですが、非常に高い汎用性や開発人員の確保のしやすさからも「JavaScript」同様、転職や就職においても有利であると言えるでしょう。
任天堂やKONAMI、楽天、Yahooなど「Java」を利用している大手企業も多いため、難易度は高いですが、習得しておくと有利と言えるプログラム言語です。
Python
「Python」は、データ分析やAI開発の分野において必須とも言われているプログラム言語です。
自動車メーカーなどでは習得が必須であるとも言われており、自動車運転技術にAIを採用しているメーカーなどに転職・就職を考えている場合は、より詳しく理解しておく必要があります。
「Python」を活用している企業の例としては、日産や富士通、ソフトバンク、NTTデータが挙げられます。
まとめ
この記事では、プログラム言語を要件別でそれぞれ解説しました。
人気の言語や注目されている言語も紹介していますので、これからプログラム言語の学習を始めたいと考える方にぜひ参考にしていただきたいです。
挫折の可能性を考慮して、比較的難易度が低い「PHP」や「Rydy」の習得を優先させてみてもいいでしょう。
しかし、転職や就職に活用させたい場合は、希望する企業がどのプログラム言語かを確認した上で、難易度がやや高めですが、就職や転職に有利と言われている「Java」や「JavaScript」を習得してみてもいいでしょう。
プログラム言語を習得してどのように活用させたいかなど、目標や目的をしっかりと決めて学習を始めてみてください。
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