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動画広告って本当に効果があるの?成功事例と動画広告媒体3選

投稿日:2020年2月21日 /

更新日:2022年12月1日

動画広告って本当に効果があるの?成功事例と動画広告媒体3選
● マーケティング● 素材

「そろそろ自社も動画広告を作ろうかな」と考えていませんか?「YouTuber」という職業が確立され、動画広告市場は右肩上がりに拡大しています。

動画広告で気になるのが、「本当に効果があるのか」という点ですよね。普通の広告よりもインパクトのある動画はプロモーション効果が高く、多くの企業が取り入れています。

動画広告を作り前に知っておきたい種類の違いや媒体、企業の成功事例などをご紹介します。

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目次

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動画広告の概要

動画広告の概要

まず動画広告について解説します。

動画広告とは?

動画広告とは、YouTubeをはじめ動画コンテンツの再生前に流れるような動的なCMの事を指します。  

昔はインターネット広告といえば写真やイラストといった静止画のコンテンツばかりでしたが、2010年代からYouTubeなどの動画投稿サイトで使われ、今ではSNSでも動画広告が使われるようになりました。スマホの普及に伴ってテレビよりスマホを見るユーザーが増え、さまざまな企業が動画広告の製作に乗り出しています。

動画広告はテレビCMよりも年齢や地域・さらには検索キーワードに関連させることで、より見込みのある人にプロモーションできるといったメリットもあります。ゲームやキャンペーンと組み合わせた動画広告は、よりユーザーの注目を集めるでしょう。 動画広告の種類は多く、それぞれの特徴を知って使い分けることでより高い効果を期待できます。

種類については後述しますので、ぜひ参考にしてください。

市場調査結果では動画広告市場は拡大の一途をたどる見通し

インターネット広告事業で有名な株式会社サイバーエージェントの調べによると、国内における動画広告の市場規模は1,843億円でした。

昨年比でみると134%と成長しており、2020年には2,900億円、さらに2024年は4,957億円と今後さらに動画広告市場が拡大していくと見込まれています。スマホの普及とともに動画広告市場も広がりを見せており、TwitterやInstagramといったソーシャルメディアでも動画広告をよく見かけるようになりました。さらには2020年から実用化するといわれている「5G」こと第5世代移動通信システムの導入が目前に迫ったことで、さらに動画広告は活発になっていくでしょう。

動画広告に期待できる効果とは?

静止画よりもインパクトを与えられる動画広告は、まず消費者の注目を集める効果があります。

今ではYouTubeの広告収入で生計を立てる「YouTuber(ユーチューバー)」も職業として認められはじめ、動画広告業界も盛り上がりを見せています。また、テレビCMよりも宣伝費用を抑えやすい動画広告は、コスト削減の効果もあります。

動画広告の場合は定額ではなくクリック数によって料金が変わる歩合制が主流なので、消費者の反応もチェックできるという効果もあります。テレビCMでも同じですが、動画広告は炎上した時のバッシングも大きな影響を与えます。動画広告を作る際は、その部分も十分考慮する必要があるでしょう。

動画広告サービスを提供している媒体3選

動画視聴

では、動画広告サービスを提供している媒体を3つご紹介します。

YouTube

動画サイトとして世界最大規模を誇るYouTube。YouTubeで動画コンテンツを配信しているYouTuberは認知度が高まっており、すでに企業とコラボした動画コンテンツも多数あります。YouTubeは動画広告に種類があり、複数を効果的に組み合わせることも可能。検索結果画面に表示できる動画広告などもあります。

 

YouTube広告掲載の公式サイト

Yahoo!JAPAN

Yahoo!Japanが提供する動画広告サービスは、Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)というプラットフォームを提供しており、幅広いユーザーにプロモーションすることができます。またYahoo!JAPANと提携しているWebサイトにも動画広告を掲載できるので、より露出度を高めることが可能です。Googleが提供しているGDNと並んで人気の高い動画広告サービスとなっています。利用には、Yahoo!JAPANのビジネスID取得が必要です。

 

Yahoo!JAPANマーケティングソリューション公式サイト

Google AdWords

Googleは、Googleディスプレイネットワーク(GDN)という動画広告サービスを展開。世界中で使われている検索エンジンGoogle上で動画広告を掲載でき、さらにはGmailをはじめGoogleの関連サービスにも掲載できます。

Googleの特徴といえばやはりユーザーの多さが特徴で、ターゲティングも緻密に行えます。GDNを利用する際には、GoogleアカウントのほかにGoogle AdWordsへの登録も必要となります。

 

Google広告ヘルプのサイト

効果は違う?動画広告を作る前に知っておきたいポイント

効果は違う?動画広告を作る前に知っておきたいポイント

動画広告を制作する前に知っておくべきことがいくつかあります。

知っておきたい動画広告の種類について

・インストリーム動画広告 一番よく使われている動画広告の手法がインストリーム動画広告です。

YouTubeをはじめとした動画投稿サイトで、目当ての動画を視聴する前に流れる大画面で流せる動画広告の事です。動画のほかにテキストと音も使えるので、効果的な動画広告を制作できるのが特徴です。 インストリーム動画広告の中でも種類が分かれます。動画広告の途中でスキップボタンが表示される「スキッパブル広告」や、スキップ不可で最後まで動画広告を見せる「ノンスキッパブル広告」があります。

  • ・インバナー広告

Webサイトやキュレーションサイトの中で、コンテンツの間に差し込むように配置されているものをインバナー広告といいます。以前は静止画の広告ばかりでしたが、今では動画広告も使われるようになっています。

Webサイトの右袖や左袖に配置される広告と違い、ユーザーの目線に配置できるのがインバナー広告の特徴。そのためユーザーにより効果的に見てもらえるというメリットがあります。例えばTwitterでは、フォローしている人のツイートが並んでいる間(タイムライン)に広告色の少ないインバナー広告を差し込むことで、ユーザーの警戒心を抑え効果的に視聴してもらえます。

  • ・インリード広告

動画広告の中で最新の手法なのがインリード広告。

Webサイトやキュレーションサイトに配置した広告が表示されると、自動で再生されて動画広告が始まる手法のことを指します。以前からWebサイトやキュレーションサイトをスクロールすると表示される「スクロール広告」という手法がありますが、インリード広告はその進化版ともいえます。インリード広告は広告が全て画面上に表示されたのを条件として再生が始まります。そのため、ユーザーに一番はじめから動画広告を見てもらえるのがメリットです。インリード広告は主にスマホユーザーに向けた動画広告方法なので、これからもさらに活用されていくでしょう。

YouTubeの動画広告には3種類ある

・TrueViewインストリーム広告

YouTube以外でも多く使われているのがTrueViewインストリーム広告。概要は先ほどご紹介した「インストリーム動画広告」と同じです。TrueViewインストリーム広告のスキッパブル広告は、5秒動画広告を閲覧するとスキップできます。ユーザーが5秒後に動画広告をスキップすると、広告費が発生しないのが特徴です。

・バンパー広告 スキップ機能がない分、6秒という短い時間制限があるのがバンパー広告。

短い動画広告ではメッセージを1つに絞り端的な内容の動画広告にすることで、何度も視聴しているうちにユーザーに覚えてもらうことが重要となります。1分ほどの長い動画広告よりも確実に最後まで見てもらえるというメリットがあり、キャッチーなフレーズやインパクトを重要視すると成功しやすいでしょう。

・TrueViewディスカバリー広告

YouTubeで検索した時の検索結果のすぐ下や、右袖の関連動画の一番上に表示されているのがTrueViewディスカバリー広告。サムネイル画像と3行の広告分。外部サイトへ飛ばすのではなく、YouTube内で動画広告を閲覧するもの。最初はユーザープロフィールに関連するアルゴリズムでしたが、今は検索結果との関連性が重視されています。そのため、今ユーザーの興味があるキーワードに関連する動画広告を表示させ、より効果的なプロモーションを行えます。

 

YouTube広告掲載サイト

【成功事例】あの大企業も動画広告で効果を出している

CX施策事例

動画広告で成功を収めている企業はたくさんあります。いくつか成功事例を見ていきましょう。

ライオン株式会社

大手生活用品メーカーであるライオン株式会社は、市販の頭痛薬として有名な「バファリン」のキャンペーンプロモーションとして、「脱・ガマン宣言キャンペーン」を実施しました。

動画広告では残業や周りへの気遣いなど仕事で我慢している状態の後に、鎮痛剤の飲み方を紹介。最後はユーザー自身の脱・ガマン宣言を投稿することでキャンペーンに応募するよう誘導します。動画広告によるキャンペーンを行った2017年12月には、Yahoo!のリアルタイム検索においてバファリンに関連する投稿が過去1年で一番盛り上がる結果となりました。ソーシャルで注目されやすい設計にしたことが功を奏し、大変満足する結果を得ています。

さらにライオン株式会社は、ユーザーが投稿した脱・ガマン宣言において想定より多くの“声”を集めることに成功。消費者のリアルな本音(インサイト)のデータが集まったことで、これらを活用してさらに消費者の分析を行うという効果もありました。  

キユーピー株式会社

マヨネーズで有名なキユーピー株式会社は、多くの人にマヨネーズに親しんでもらうために3月1日をマヨネーズの日と制定。

2018年はさらにマヨネーズの日を盛り上げるために、Yahoo!の検索サービス「検索ページカスタマイズ」を活用することで、「卵割りゲーム」という動画広告によるプロモーションを行いました。卵割りゲームでは簡単なゲームを通して、社名や商品名の認知度を上げるだけではなく、キユーピー株式会社「卵へのこだわり」を消費者にアピールできるようにと考えられています。この取り組みも、キユーピーの認知度向上効果の1つとなっています。

 

参考:Yahoo!JAPANマーケティングソリューションページ

双日株式会社

日本有数の総合商社として知られている双日株式会社も、動画によるプロモーション活動を行いました。

双日はビジネスマンには認知度が高いものの、事業内容から一般の人によく知られていないことが課題となっていました。従来双日のプロモーション活動では、テレビや新聞といった“マス広告”のみとしていました。ただ、2014年の新卒採用に合わせて取り組んだインターネット広告で誘導数が増え、効果の大きさを実感。動画広告でブランディングを行うことで、社名のプロモーションを実施しました。 その結果「双日」というキーワードの検索数が前月の1.6倍へとアップ。以降動画広告をはじめ、新しい取り組みに積極的になっています。

 

参考:Yahoo!JAPANマーケティングソリューションページ

 

双日株式会社の公式Webサイトでも動画広告が公開されています。興味がある方はぜひご覧ください。

 

双日株式会社公式HP「過去の広告」

動画広告で効果を出すためにはクリック率を上げるコンテンツ作りが必要

動画広告で効果を出すためにはクリック率を上げるコンテンツ作りが必要

動画広告で効果を出すには「コンテンツ作り」に重点を置く必要があります。クリック率をUPさせるためにもコンテンツは丁寧に作りましょう。

目的を定めてコンテンツを作る

YouTubeの公式サイトでは、動画広告の効果を上げるためにまず「目標」を定めることが大事と紹介されています。

動画広告の効果といえば、購入や問合せ・見積もりの依頼などといったアクションを促すものがありますが、その前段階でも目標はあるのです。たとえば、まずは自社ブランドを覚えてもらわなくてはいけません。認知度を高め消費者に浸透させることで、何かあったときに「あの会社に依頼しようかな」と思い出してもらえます。これをマーケティング用語で「広告想起率」といいますが、大事な広告効果の1つです。そのほか競合と比較しているユーザーに対して、自社サービスや製品への関心を高めるというのも大事な目標の1つとなります。

 

参考:YouTube広告掲載サイト

興味を引くタイトルにこだわる

動画広告を出している企業は、プロモーションを目的とした動画コンテンツを作ることもあります。

YouTubeでも企業公式アカウントが増え、各企業工夫した動画コンテンツをアップロードしています。動画コンテンツを作る際、非常に重要になるのがタイトルとサムネイルです。

タイトルやサムネイルは商品でいうパッケージのような存在なので、ユーザーの興味を引くためにいかに魅力的にするかが大事なポイントとなります。ユーザーの興味を引こうと煽情的にしたり、内容とそぐわないタイトルを付けたりするのはNGです。削除はされないものの、検索結果やおすすめに上位表示されずクリックされません。関連性のあるキーワードを効果的にちりばめ、コンテンツを適切に説明するタイトルを考えましょう。

YouTubeにはクリエーターに向けたレッスンページがあるので、コンテンツ作りの参考にどうぞ。

 

YouTube Creators:「レッスン: 効果的なサムネイルとタイトルを作成する」

動画広告にチャレンジしてみては?

動画広告にチャレンジしてみては?

コストも下がり、障壁が下がっている動画広告、思い切って挑戦してみてはいかがでしょうか。

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