人手不足でお悩みの方は
\ こちらの記事がおすすめ! /
Power BIの料金プラン
近年、DX(デジタルトランスフォーメーション)などのキーワードの浸透により、企業がデータ活用に関心を持つことが多くなりました。その中で、データを活用していきたいがうまく活用できずに悩んでいる企業も少なくないでしょう。そこでこの記事では、Microsoft社が提供するツールである「Power BI」について徹底解説していきますので、ぜひ参考にしてください。
まずは、Power BIの料金プランについて解説していきます。Power BIの料金プランは以下の3種類となっており、それぞれのプランでできることなどそれぞれ見ていきましょう。
プラン | 料金 |
Power BI Pro |
|
Power BI Premium |
|
無料プラン |
|
Power BIの料金プラン「Pro」「Premium」は基本的にユーザー単位での月額料金が発生します。しかし、Power BIサービスで共有されたレポートの利用者に対してもPower BI Proのライセンスが必要が必要となります。費用を抑えたい場合で、参照するのみのユーザーが多い場合には「Premium」のユーザーライセンスと容量ライセンスの組み合わせがおすすめです。
プラン1:Power BI Pro
「Power BI Pro」のプラン内容について以下の表で紹介していきます。Power BIの基本的な機能をユーザー単位で利用することができるプランです。レポートの作成やデータの分析内容は、ライセンスを持つ他のユーザーとも共有が可能です。
データの準備・モデリング・コラボレーションと分析
ビジュアル化ガバナンスと管理
また、「Power BI Pro」の容量などについては以下となりますので併せて確認しておきましょう。
- モデルサイズの制限:1B
- 更新レート:8/日
- 最大ストレージ:10GB/ユーザー
更新レートは「Power BI」でオンプレミスデータゲートウェイを使って自動更新を行う際、設定できる更新回数です。時間は自由に設定することができますが、回数には制限があることを理解しておきましょう。例えば「Power BI Pro」の場合は8回となりますので、営業時間が8時間の場合は1時間に1回の頻度で更新をかけることができます。
プラン2:Power BI Premium
前述に紹介した「Power BI Pro」よりさらに高度なデータの分析や他のユーザーとの共有の機能を行うことができます。「Power BI Pro」の機能全て利用でき、さらに以下の表が「Power BI Premium」で利用できる内容です。
(容量単位のみ) データの準備・モデリング・ (容量単位のみ)コラボレーションと分析
ビジュアル化ガバナンスと管理
「Power BI Premium」のライセンスはユーザーまたは容量単位で取得することができ、それぞれ利用できる内容が多少違ってきます。利用したい内容に合わせてライセンスの取得を組み合わせるなど導入時に検討しておきましょう。
また、「Power BI Premium」のプランの容量などについては以下となりますので、併せて参考にしてください。
- モデルサイズの制限:100GB(ユーザー)/400GB(容量単位)
- 更新レート:48/日
- 最大ストレージ:100TB
「Power BI Premium」は設定できる更新回数が、48回と回数が多いく営業時間が8時間の場合、10分に1回の頻度で更新できるなど最新データの確認をより早く行えます。
無料プランもある
Power BIには無料プランもあり、下記の機能を利用することができます。しかし利用の際は「個人使用」となり、共有などの機能は備わっていないことを理解しておきましょう。
- クラウド上で視覚的にデータを分析
- レポートの表示
- Power BI Desktopを使ったレポート作成
共有ができず機能の制限もありますが、ビジネスにおいて適切な意思決定に活用する上で十分な機能が備わっていると言えるでしょう。
▼人手不足でお悩みの方はこちらの記事がおすすめ!▼
そもそもPower BIにはどんな機能がある?
プランについてここまで解説してきましたが、そもそもPower BIにはどのような機能があるかご存知ですか。ここからはプランに含まれる以下の3つの機能について詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
- Power BI desktop
- Power BI Service
- Power BI モバイルアプリ
機能1:Power BI desktop
「Power BI desktop」は、オンプレやクラウドを問わずに様々なデータソースに接続し、以下のようにデータを扱うことができます。複数のデータソースを利用でき、さらにひとつのデータモデルに結合できる特徴も持っています。
- データソースに接続してデータを抽出
- データの分析
- レポート作成
また、「Power BI desktop」を使用して作成したレポートは各プランによって他のユーザーと共有することが可能です。
「Power BI」で接続可能なデータソースの、オンプレとクラウドの違いについては、以下の記事「クラウドとオンプレミスの違いを比較!ハイブリッドクラウドについても解説」で詳しく解説していますので、合わせて参考にしてください。
機能2:Power BI Service
「Power BI Service」は「Power BI オンライン」とも呼ばれており、前述した機能の「Power BI desktop」で作成したレポートを表示するためのツールとなります。
また、Internet Explorerなどのブラウザを介して利用するサービスであり、オンライン上で作業できることから、チームや複数の方と共同で作業を行うことができます。「Power BI desktop」同様、データの分析やレポートの作成も行うことができます。
機能3:Power BI モバイルアプリ
「Power BI モバイルアプリ」は、iOSやAndroid用のモバイルアプリです。外出時やPCが手元にない場合にスマホやタブレットからPower BIのレポートをすぐに確認できる機能となっています。また、以下の機能も「Powe BI モバイルアプリ」で利用できます。
- レポートとダッシュボードの表示や作成
- Power BIのサンプル入手
- レポートのテーマの仕様
- 条件付きテーブル書式の追加
- 作業を共有する
- 新しいワークスペースでの作業の整理
- Webへの公開
すぐにデータを確認したい場合や、移動時間などの隙間時間を有効に活用したい場合にも活躍する機能です。
Power BIの特徴は?
料金プランや機能について説明しましたが、導入を検討する上で「Power BI」の特徴についても理解しておくといいでしょう。「Power BI」には以下の3つの特徴があり、それぞれ詳しく解説していきます。
- データの可視化ができる
- 他Microsoftサービスと連携できる
- セキュリティ対策が抜群
特徴1:データの可視化ができる
「Power BI」を導入し利用することで、これまで企業で蓄積されたデータの可視化ができるようになります。データが可視化されることでKPIツリーの作成などの経営戦略に活用できるデータを把握することができるでしょう。
「Power BI」で可視化されたデータを活用してKPIツリーを作る際には、以下の記事「これで生産性UP!KPIツリーの作り方を解説します!【作る意義から作成のコツまで】」で詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。
特徴2:他Microsoftサービスと連携できる
「Power BI」はMicrosoft社が提供する他のサービスとの連携が可能です。ExcelやWordやTeamsなどのサービスと合わせて利用することで、レポートの作成やデータ分析などがより効率的に行えるでしょう。また、Microsoftサービスでの共有は簡単ですので、部署やチームでの業務もスピーディーに効率よく行えます。
特徴3:セキュリティ対策が抜群
Microsoft社が誇る情報保護技術を利用している「Power BI」は、セキュリティ面でも安心して利用することができるでしょう。セキュリティ対策が抜群であり、Office365と同様の機密レベルとなっています。
また、Microsoft社が提供しているサービスの一つである「Microsoft Cloud App Security」を使用することで、危険性のあるユーザーのアクセスをリアルタイムでブロックすることができます。企業の財産である蓄積データを取り扱う上で、十分に注意したい情報漏洩なども「Power BI」では心配せずに利用することができます。
▼人手不足でお悩みの方はこちらの記事がおすすめ!▼
無料版・有料版どちらを導入すべき?
ここまでPower BIについて詳しく理解してきた中で、無料版か有料版どちらを導入すべきか迷っている方も少なくないでしょう。無料版でもこれまで企業が蓄積したデータを活用し、レポートの作成や分析ができることから、なるべくコストを抑えて利用したいと考える方も多いです。
そこで、無料版と有料版どちらを導入すべきか迷う場合には以下の点をプランを決める参考にしてください。
- Power BIレポートを自分だけで見たい:無料版
- Power BIレポートを他の人と共有したい:有料版
無料版と有料版では「他の人と共有できるか」がポイントとなります。そのため、部署やチームでレポートを共有したい場合には有料版の導入が必要となります。その一方で、個人使用で分析などが完結してしまう場合には無料版でも十分に利用することができます。
まとめ
この記事では、Power BIの料金プランについてや搭載されている機能や特徴を詳しく解説しました。自社の蓄積されたデータを有効かつ効率的に利用できるサービスであるPower BIは、生産性向上や業務の効率化、事業拡大などさまざまな場面で活用することができるでしょう。
また、Power BIの有料版を導入する際には、一度無料版のPower BIを使用し操作や業務への活用イメージを把握してみることをおすすめします。また、Power BI モバイルアプリやMicrosoft社が提供するOffice365などの他のサービスと連携し、積極的に活用していくことでさらなる効果が期待できるでしょう。
▼人手不足でお悩みの方はこちらの記事がおすすめ!▼
【SNSフォローのお願い】
kyozonは日常のビジネスをスマートにする情報を毎日お届けしています。
今回の記事が「役に立った!」という方はtwitterとfacebookもフォローいただければ幸いです。
twitter:https://twitter.com/kyozon_comix