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【顧客生涯価値】LTVを最大化させる方法と手段!|SaaSチャンネル【kyozon】Vol.10

投稿日:2023年2月9日 /

更新日:2023年5月11日

【顧客生涯価値】LTVを最大化させる方法と手段!|SaaSチャンネル【kyozon】Vol.10
● サブスクリプション

【顧客生涯価値】LTVを最大化させる方法と手段!

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【顧客生涯価値】LTVを最大化させる方法と手段!

SaaSチャンネル【kyozon】Vol.10

Youtube:https://www.youtube.com/watch?v=eNJj8O5e0No

LTVについてわかりやすく解説

今回はLTVを最大化させる手段や方法についてお話していきます!
kyozon編集部
kyozon編集部
中條
中條
皆さん、こんにちは。SaaSチャンネル【kyozon】の中條です!

普段はDX推進のコンシェルジュや、企業と企業が繋がるきっかけとなるオンライン展示会の運営をしています。
このチャンネルでは、SaaSを「もっと認知してもらいたい」「わかりやすく伝えたい」そんな思いで情報をお届けしています。

今回は、LTVについて詳しく解説していこうと思います。
今日は「LTVとは何なのか」「LTVを最大化させる手段」「LTVという概念を算出させるメリット」の3本立てでご紹介します。

LTVとは「顧客生涯価値」のこと

中條
中條
まずはこの「LTV」について、何の略かご存知ですか?
それは「ライフタイムバリュー」の略ですね!
kyozon編集部
kyozon編集部
中條
中條
そうですね。LTVとは「顧客生涯価値」を指し、「1人の顧客が未来にもたらしてくれるであろう利益のこと」をいいます。SaaSの場合、利益率が80〜90%前後の世界なので、利益=売上と言っても過言ではありません。

SaaSは基本的にサブスクリプションモデルなので、LTVという概念は非常に重要ですね。毎回新規顧客から新しい利益を獲得していくよりも、既存顧客の売上を伸ばしていく方が簡単というわけです。

そうですね。もう既に接点があるのと、新しい場所で莫大なコストをかけて売り込むのとは大違いです。

お互いに顔見知りの状態から、「こういう商品があるんだけどどう?」みたいな感じで買ってもらう方がありがたいですよね!

kyozon編集部
kyozon編集部
中條
中條
気に入ってもらって、長く使ってもらうのがセットです。5年とかの話ではなく、10〜15年使ってもらえるだけで、売上が2倍3倍になるわけです。

逆にリピーターがいない商売の方が非常にハードルが高いわけです。毎回新規の顧客獲得を目指すような状況を回避するのがLTVというわけです。

LTVを算出するメリットとは何か?

中條
中條
次は「LTVを算出するメリットとは何か?」について紹介していきます。

LTVの計算方法について

中條
中條
まずLTVなのですが、さまざまな計算方法があります。

概念的にお伝えすると「顧客単価×継続期間」のことですね。顧客単価とは、サブスクリプションモデルの場合、お客さんが月にどれくらいの売上をもたらしてくれるかを指します。

つまり、LTVを高めるためには「顧客単価を高める」もしくは「継続期間を延ばす」、この二つが重要になります。

LTVを算出するメリット

中條
中條
LTVを算出するメリットは、新規顧客獲得にかけられるコストがわかるようになることです。

たとえば、LTVがかけられるコストよりも割高な施策があったとします。こうなると、いくら新規顧客を獲得したとしても、獲得すればするほど赤字になります。逆に、割安なお客さんを獲得できる施策は、回せば回すほど黒字になります。広告もどんどん回すことができ、人材も投下できる状態です。

今のマーケティング施策に対して、どれだけアクセルを踏めるかが分かるので、施策としては強いものになります。

今行っている施策が本当に適切かどうかを逆算したり判断できたりするという意味では、LTVは大事な指標ですね。
kyozon編集部
kyozon編集部
中條
中條
はい。それが分からない状態というのは、かなり怖いことです。実は黒字の状態なのに、やればやるほど赤字になりそうで恐る恐る踏み込んでしまうこともあります。タイミングを逃してしまう可能性もあるので、LTVを算出するのは非常に大事ですね。

たとえば、慎重になってるうちに他の新しいサービスが攻めてくるケースというのは、よくあることですよね。

そうですね、SaaS界隈新しいサービスがどんどん生まれてきますから、入れ替わりも激しいです。
kyozon編集部
kyozon編集部
中條
中條
LTVを算出できるメリットは、割安な施策であれば「全力買い」ができる判断が可能になることです。逆に、割高な施策であれば、ROI(投資対効果)に注目します。投資対効果が合わないと判断できれば、そのまま打ち切りができます。

こういった判断ができるようになるというのが、LTVを算出するメリットですね。

LTVを最大化させるには

中條
中條
次に大事な指標のLTVについてです。LTVを最大化させるにはどんな手段があるのか、その点を中心に紹介していきます。

顧客の単価アップを見込める「ロイヤル化」

中條
中條
まず1つ目が「ロイヤル化」です。「ファン化」とも言うのですが、最も本質的なLTVを向上させる方法です。

お客さんと良好な関係を築いて、お客さんに対して愛着や信頼感を醸成してもらうことをいいます。ロイヤル化することで、顧客単価のアップも可能です。具体的に顧客単価を高める具体的な方法として、「アップセル」と「クロスセル」と呼ばれる2つの方法があります。

まず「アップセル」とは、現状のプランよりも高いプランに切り替えることです。ちなみに、過去に「これはアップセルしてきてるな」と感じた経験ありますか?

そうですね、音楽の無料配信サービスで経験があります。無料のサービスを利用しているときに「月額いくらでこういうプランがありますよ」って勧められたときのような感覚でしょうか。
kyozon編集部
kyozon編集部
中條
中條
そうですね。それに似たような方法で、社員の「ID」があります。最初は5つのIDで足りていた状態でも、社員が増えてくると更にIDが必要になってきますよね。10人分、15人分と、段階的にのIDを増やす方法もアップセルの一つです。つまり、使えるIDを制限してしまうというわけですね。

一方の「クロスセル」は「クロスしてセルする」、つまり「別商品の合わせ買い」です。

なるほど、クロスセルは「化粧品の定期コース」がイメージしやすいですね。たとえば定期コースで購入している商品が、通常は肌がサラサラするタイプだとします。

それが、季節の変わり目に「乾燥肌対策用の商品はいかがですか?」と勧められるイメージに近いですかね?

kyozon編集部
kyozon編集部
中條
中條
はい、完全にクロスセルです。あとは楽天でも多く見られます。「これを買った人はこんな商品も買ってます」というような案内はAmazonでも見かけますよね。

さらに別商品合わせ買い以外にも、継続的に購買を促す活動や、継続的な購買に繋がる活動のこともクロスセルと呼びます。「パーミッションを得る」と言ったりもします。

たとえば、コミックスを20巻まで買っているとしますね。20巻まで揃えていると、続きの21巻も欲しくなりませんか?この状態が「継続的な購買」で、クロスセルに当てはまるというわけです。

ロイヤル化のメリット

中條
中條
次に、ロイヤル化することによるメリットを紹介します。

ロイヤル化すると、シンプルに継続期間が長くなりますよね。お気に入りのサービスであれば、長く使いたいと思うはずです。逆に、あまり愛着が湧いていない商品だと、簡単に切り替わってしまいますよね。

似たようなサービスで、気になる別のサービスがあったらそちらに乗り換えたいと思ってしまいますね。
kyozon編集部
kyozon編集部
中條
中條
まさに、それがロイヤル化されていない状態なんです。

ロイヤル化については、Appleがうまいですよね。Appleを使ってる人だったら、新製品が出たらつい買いたくなってしまいませんか?

そうですね。今はコロナ禍なので見かけることも少なくなりましたが、以前は発売日に行列ができている様子がニュースになっていましたよね。
kyozon編集部
kyozon編集部
中條
中條
はい。有名な成功例です。次に紹介するのは、プロダクトを改善する方法です。

これは、単純にサービスから得られる価値に満足してもらうことをいいます。サービスから得られる価値に満足したら、継続期間も長くなるはずです。

そうですね。もっと使い続けたいなっていう気持ちになります。
kyozon編集部
kyozon編集部

LTVを最大化させる「オンボーディング」

中條
中條
つぎにLTVを最大化させる手段として、「オンボーディング」があります。

オンボーディングについては他の動画でも紹介しているのですが、サービスを導入したばかりのお客さんに向けた活動のことをいいます。サービスを導入したばかりのお客さんは、サービスを使いこなせないのが普通ですよね。それを使いこなせる状態にする一連の活動をオンボーディングといいます。

つまり、お客さんにサービスを根づかせ、普段のビジネスに溶け込ませるわけです。ここで満足してもらわないと解約されてしまう原因になるので、オンボーディングはかなり重要です。

継続的なフォロー

中條
中條
次にLTVを最大化させる方法として、「継続的なフォロー」があります。

たとえば、オンボーディングをしたお客さんがサービスを使える状態になったとします。そこからがスタートで、ビジネス環境がめまぐるしく変わるお客さんに対して継続的にフォローを行うことをいいます。「使い勝手はいかがですか」とか、「サービスを使った先にどういう目標があるんですか?」などをヒアリングします。顧客満足度を高めていって、長く使ってもらうというわけです。

つまり、「こういったやり方がありますよ」というような、サービスの使い方に関する提案です。継続的にフォローすることで、お客さんからプロダクトに対するフィードバックがもらえることがあります。使いにくいという意見もあれば、「この機能すごくいいですね」と逆に褒められることもあります。

継続的にフォローしていくことで、プロダクトの改善に役立つほか、お客さんのロイヤル化にもつながります。

お客さん側に「気にしてくれてるな」と思ってもらうことが大事なんですね!
kyozon編集部
kyozon編集部
中條
中條
はい。LTVを最大化させるための方法として、継続期間を長くさせる以外の手法もあります。顧客単価を高める方法として、そもそもの提供プランを見直す方法です。

プランの金額が高くなれば、その分だけLTVは高くなりますよね?たとえば、提供プランの見直しの方法として「松」「竹」「梅」と分けるような戦略があるんですよ。

安いプラン・普通のプラン・高いプランがあると、だいたいは真ん中の「竹」のプランを選ぶことが多いです。

これを利用して、「松」のプランをわざと高額にして、真ん中の「竹」を安く見せるといったマーケティング手法がありますね。

確かに、自然と真ん中のプランを選ぶことが多いかもしれません。
kyozon編集部
kyozon編集部
中條
中條
提供プランの見直しは、LTVの向上につながるということを紹介して来ました。これだけで動画が何本か撮れてしまうほどのボリュームなので、今回は紹介だけに留めておきますね。

まとめ

中條
中條
今回は、「LTVとは何か」「LTVを最大化させる手段とは何か」「LTVを算出させるメリット」、これについてご紹介しました。LTVは、1顧客が将来にわたって生み出してくれる利益のことです。LTVを最大化させる手段はお客さんにファンになってもらうこと、またLTVを算出させるメリットはかけられるコストがわかるようになる、こういった内容を紹介しました。
今後もSaaSについて詳しく解説する動画を上げていきます。気になった方はぜひチャンネル登録と高評価をよろしくお願いします。

ご覧いただき、ありがとうございました!

kyozon編集部
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決済者のためのSaaSチャンネルkyozon
URL:https://www.youtube.com/@SaaSBusinessSupportCH

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