ペライチとは?
ペライチとは、1ページのwebサイトに限りノーコードで作成できるのが特徴のサービスです。
webサイトと言えば、コーディングを行うコーダーがページの見え方を調整したり、組み立てたりするのが基本であり、専門的な知識が必要であるのが事実。しかし、ペライチを活用すれば、1ページのwebサイトであれば専門的な知識がなくても、オリジナルのウェブサイトを作ることが可能です。
直感で操作しながら、自身のイメージするwebサイトを作ることができます。まずは、そんな「ペライチ」の機能性や料金プランなどについて解説します。
ペライチの機能
ペライチは、webサイトを制作するうえでの必要な機能が一通り搭載されていて、集客の面でも申し分ないクオリティのwebサイトを作成できます。
ちなみに、ペライチで使用できる機能は以下の通りです。
【ペライチで使用できる機能】
- テンプレート
- SEOサポート
- ドラッグ&ドロップだけでサイト構築
- ストックフォト
- ブログ機能
- 画像編集
- モバイル最適化
- ネットショップ構築
- フォーム作成
基本的な機能は上記の通りであり、ペライチだけで十分な機能が使えることがわかります。
便利な機能が多く、ホームページ制作はもちろんのこと、マーケティング面の知識がなくてもペライチだけで一定の集客を得やすいのが魅力です。
Webサイトを作りたいけれどコストをかけたくない、という方にとって、ペライチは理想的な選択肢となるでしょう。
ペライチの料金プラン
ペライチでは複数の料金プランを設けているため、使い方や使用規模に応じて適切なプランを見極める必要があります。
2023年4月時点でのペライチの料金プランは以下の通りです。
プラン名 | 費用 | 特徴 |
スタートプラン | 0円 | 無料で続けたい方向け |
ライトプラン | 980円 | ある程度自分でカスタマイズしたい方向け |
レギュラープラン | 1,980円 | ホームページの運用を始めたい方向け |
ビジネスプラン | 2,980円 | ビジネスに活用したい方向け |
プランによって使える機能や制限などに差があるので、まずは社内の使用シーンを想定して適切なプランを探してみてください。
ペライチを使うメリット・デメリット
webサイトを簡単に構築できるサービスはさまざまなものがありますが、そのような中でペライチが選ばれている理由、逆にペライチが避けられている理由は何なのでしょうか。
ここからは、ペライチを使うメリット・デメリットをご紹介します。
ペライチを使うメリット
まずは、ペライチを使うメリットをご紹介します。
さまざまなツール・サービスが展開されている現代で、なぜペライチを使うべきなのか詳しく見ていきましょう。
プログラミングスキルが必要ない
ペライチを選ぶメリットとして、まず挙げられるのがプログラミングスキルが不要であることです。webサイトを制作するにあたり、多くの方が不安に感じるのが「自分にはプログラミングスキルがない」という点でしょう。
本来webサイトは、プログラミング技術を駆使して作成されるもの。知識やスキルを持たない方にとってはハードルの高い行為です。しかし、ペライチなら、プログラミングもコーディングも知識は不要です。ツール内でレイアウトも動作も設定できるので、気軽に自分のホームページを作成できます。
デザインスキルも必要ない
Webサイト制作にあたって必要な「webデザイン」のスキル。一から勉強を始めるのは時間もかかりますし、本業に支障をきたす場合もあります。
しかし、ペライチには300種類以上のデザインテンプレートがあるため、事業の方向性やイメージ等にピッタリのデザインを見つけることが可能。Webデザインスキルがなくても、プロが作ったようなwebサイトに仕上がるのは大きなメリットでしょう。
1ページ目は無料で制作できる
起業して間もない方や、経費を抑えたいと考えているフリーランスにとって、大きなメリットといえるのが1ページ目は無料で制作できることです。
「まだ記載する内容はそこまで多くない」「ひとまず簡単なwebサイトがあればいい」といった方であれば、1ページでも十分でしょう。
お金をかけずにwebサイトを準備したい方にとって、ペライチは心強い味方です。
ペライチを使うデメリット
ペライチにはさまざまなメリットがあり、さっそく導入してみようかなと検討している方も多いと思います。
しかし、一方でデメリットも存在するため、きちんと善し悪しを把握したうえで導入しなければなりません。
具体的に、ペライチにはどのようなデメリットがあるのでしょうか。
無料プランでは制限が多い
ペライチには無料プランがあり、コストをかけずに1ページ制作することが可能ですが、やはり有料プランと比較すると使える機能には限りがあります。まず、無料で1ページ作成できるのは1回限りなので、複数のwebサイトを持ちたい方の場合は2回目以降は費用が発生します。
また、無料プランでは、作成したwebサイトにお問い合わせ機能が実装できなかったり、広告を非常時にできなかったりと注意しなければならない点は少なくありません。
お試し感覚で無料プランを使ってみて、必要に応じて有料プランへと変更するなど、自分の希望に近い使い方を模索してみてください。
デザイン自由度が低い
300種類以上のデザインテンプレートが用意されているのがペライチのメリットですが、自由自在にデザインをカスタマイズできるわけではないので、自由度が低いと言えます。
デザインにこだわりたい方や、業種・業界にマッチするテンプレートが見つからない方にとって、デザインの自由度の低さはややネックとなってしまうかもしれません。
SEO対策が難しい
webサイトを通じて集客をするためにも、欠かせないのがSEO対策です。
SEO対策とは、検索エンジンで上位表示・検索されやすくするための対策であり、webサイトのアクセスを増やすためには必須です。
SEO対策の一つとして、「タイトルタグの選択」があるのですが、ペライチで作成したwebサイトでは、そもそもタイトルタグを選択することができません。
そのため、SEO対策を徹底して行いたいという方にとっては、物足りなさを感じるだけではなく、そもそも他のサービスと比べると競合サイトよりもアクセスが伸びないといった弊害が生じるリスクもあります。
ペライチが向いていないシーン
ペライチにはメリット・デメリットそれぞれ存在しますが、利用が向いていないとしたらどのようなシーンなのでしょうか。
ここからは、ペライチの利用を控えたほうがいいと考えられるシーンについてご紹介します。
大規模なサイトを運営したい
ペライチが向いていないシーンとして、まず挙げられるのが「大規模なサイトを運営したい場合」です。
もちろん、ペライチでも大規模なwebサイト制作は可能です。しかし、大規模なwebサイトを構築するとなると、他のサービスを利用したほうがコストパフォーマンスが優れていることも多く、ペライチはあまりおすすめできないのが事実。
とくに、数十ページにも及ぶようなwebサイトの場合は、ペライチよりも大規模なwebサイト構築がしやすいサービスをおすすめします。
表示速度を早くしたい
webサイトの表示速度を早くしたいと考えているなら、ペライチの利用は向いていないと考えられます。
ペライチはノーコードでwebサイトを作れるのが魅力である一方、一般的にwebサイト作成で採用されているHTML・CSSを使用した場合と比べると若干表示速度が遅くなる傾向にあります。
ストレスを感じるほど遅くなるわけではないものの、表示速度はアクセスに影響することも多いため、気になる方はペライチの利用は避けたほうがいいかもしれません。
とはいえ、今後5Gが主流になると、ペライチで作ったwebサイトの表示速度は、通常のサイトと同様の速さになると期待されています。表示速度の問題に関しては、現時点のみに該当すると言えそうです。
チームで運営したい
webサイトを構築するにあたり、チームで運営したい場合にはペライチはおすすめできません。
ペライチは、他のユーザーに対して権限を付与したり、別のメンバーがwebサイトを修正したりすることはできません。コメント機能などもないため、基本的にはチームでの運用に向いていないサービスといえます。
個人で活用する分には使いやすいサービスですが、複数人での共有には向いていないので、使用シーンをイメージしたうえで検討してください。
まとめ
ペライチでは、誰でも簡単にwebサイトを作れるのが魅力です。Webデザインの知識やコーディング、プログラミング等の技術も不要なので、webサイトを制作するハードルは非常に低いといえます。
また最近は、テレビCMやメディアなどでの露出も増え、認知度が高まった分気になる方も多くなっています。
しかし、今回ご紹介した通り、メリットだけではなくデメリットもあることをきちんと理解したうえで、ペライチの利用を検討してみましょう。