WordPressの料金プランは?
WordPressとは、PHP(Hypertext Preprocessor)で構成されているCMSです。
利用されているCMSの8割がWordPressを占めており、Webサイトやブログなどの作成時に活用されています。
WordPressには4種類のプランがあり、それぞれの料金や機能の違いは下記の表をご覧ください。
プラン名 | 月額料金(年一括支払い) | 機能 |
---|---|---|
パーソナル | 500円 |
|
プレミアム | 900円 |
|
ビジネス | 2,900円 |
|
eコマース | 5,220円 |
|
次に、それぞれのプランについて詳しく解説していきます。
プラン1:パーソナルプラン
パーソナルプランは、月額500円で独自ドメインでのホームページを作成できるプランです。
6GBの容量を搭載しており、個人事業主向けのWebサイト作成に適しているプランといえるでしょう。
パーソナルプランで利用できる機能は、下記の通りです。
- 支払いを受け取る
- 無制限のメールサポート
- 独自ドメイン初年度料金無料
- WordPress.com広告の削除
- 優れたホスティングサービス
仮に希望するTLDを利用できない、もしくは既に別の登録業者のドメインを所有している場合は、「WordPress.com」のサイトへ、そのドメインを紐付けられます。
プラン2:プレミアムプラン
プレミアムプランは、月額900円で利用できるビジネスなどの本格的なホームページ作成が可能なプランです。
Webサイトの色やサイズ、位置といったサイトの外観をCSSコードで直接編集できます。
プレミアムプランで利用できる機能は、パーソナルプランに加えた下記の機能です。
- ライブチャットサポート
- 広告で収益をあげる
- 動画をアップロード
- プレミアムテーマ
- Googleアナリティクスの統合
また、WordAds広告を使用して広告を表示することで、収入を得られるようになります。
プラン3:ビジネスプラン
ビジネスプランは、月額2,900円でプレミアムプランより高度なビジネス機能が搭載されているプランです。
1年もしくは2年プランを選択した場合、週に7日のライブチャットサポートがあります。
ビジネスプランで利用できる機能は、プレミアムプランに加えた下記の機能です。
- 高度なSEOツール
- Jetpackバックアップ
- SFTP、SSH、WP-CLI、データベースアクセス
- 5万以上のWordPressブラグインを利用できる
また、仮にWebサイトに適切なレイアウトがなかった場合でも、追加費用なしでサードパーティー作成者のテーマをインストールできます。
プラン4:eコマースプラン
eコマースプランは、月額5,220円でWordPressの全ての機能を利用できるプランです。
オンラインストアを活用したい場合に、eコマース商品専用のテーマショーケース「storefront」や「WooCommerce エクステンション」が搭載されています。
eコマースプランで利用できる機能は、ビジネスプランに加えた下記の機能です。
- 60ヶ国以上で支払い可能
- 大手運送業者とのインテグレーション
- オンラインストア向けのプレミアムデザインオプション
また、オンラインストアのヘッダーレイアウトを変更したり、フォントや色、レイアウトを微調整できる拡張機能「Storefront Powerpack」も活用できます。
ちなみに、こちらの記事ではWordPressを活用して、活用できるアフィリエイト広告の仕組みやBtoB事業に適したASPを解説しているので、ぜひ参考にしてください。
WordPress以外に必要な料金項目は?
ここまで、WordPressの料金プランをお伝えしました。
続いて、WordPress以外に必要な料金項目を解説します。
- 項目1:ドメイン
- 項目2:サーバー
- 項目3:Wordpressテーマ
ひとつずつ解説していきます。
項目1:ドメイン
WordPress以外に必要な料金として、ドメインがあげられます。
ドメインとは、インターネット上にWebサイトがどこにあるか判別するための住所のようなものです。
さらに、ドメインを数値で表したものを「IPアドレス」と呼びます。
ドメインの料金は、1円〜約4,000円が取得・更新時に発生するので覚えておきましょう。
ドメインを取得するには、下記の条件があります。
- 日本に登記している企業が取得できるドメイン
- 日本に住所がある方なら誰でも取得できるドメイン
また、ドメインには「独自ドメイン」と「共有ドメイン」の2種類があり、多くの企業は独自ドメインを取得しています。
独自ドメインを取得する理由は、下記の3つです。
- SEOに強い
- Webサイトの信頼性が上がる
- 文字列を自由に組めるため、短いURLを作れる
維持費として1,000円前後の費用が発生しますが、他のサイトに影響されない点が特徴といえるでしょう。
項目2:サーバー
サーバーとは、WordPress上のシステムや画像、文章データを保存するための土地です。
一般的には、1つのサーバーを複数のユーザーで共有する「レンタルサーバー」を活用します。
料金は初期費用が0円〜8,000円前後、月額料金が0円〜1,000円前後で利用できるレンタルサーバーが多いです。
サーバーを比較する際は、下記の点を意識しましょう。
- サーバーの使用料金
- サーバーのスペック
- セキュリティの高さ
- サービスの使いやすさ
無料で利用できるサーバーもありますが、サーバースペックが低かったり広告が表示されたりするので、運用用途に合わせて選択しましょう。
項目3:Wordpressテーマ
WordPressテーマとは、WordPress専用のデザインテンプレートです。
テーマを活用すると、デザインが整った状態でWebサイトの運営やホームページ作成を始められます。
WordPressテーマは無料と有料があり、有料であれば約1万円〜5万円の買い切りです。
有料テーマを選択するメリットとして、下記の3つがあります。
- サイト全体のデザインやSEOを一括設定できる
- 専用フォーラムやカスタマーサポートが充実している
- プログラミングの知識がない状態でも直感的に操作できる
一方で無料テーマは、上記の機能やサポートが備わっていません。
企業のホームページやECサイトの作成を検討するのであれば、有料のWordPressテーマを選択しましょう。
料金のかからない無料ブログがおすすめな人の特徴は?
ここまで、WordPress以外に必要な料金項目をお伝えしました。
続いて、料金のかからない無料ブログがおすすめな人の特徴を解説します。
- 特徴1:時間をかけたくない
- 特徴2:ブログ管理を簡単にしたい
- 特徴3:コミュニティ機能を使いたい
ひとつずつ解説していきます。
特徴1:時間をかけたくない
時間をかけずにできるだけ早くブログを始めたいという方に、無料ブログはおすすめです。
有料ブログであれば、サーバー契約がドメインを取得する必要があります。
しかし無料ブログであれば、運営会社が管理しているサーバーとドメインをするだけなので、やるべきことはアカウントを作成のみです。
そのため最短であれば30分程で、ブログを書き始められるでしょう。
無料で始められるブログサービスの種類は、下記の通りです。
- note
- Blogger
- 楽天ブログ
- FC2ブログ
- はてなブログ
- Seesaaブログ
- Tumblrブログ
- Amebaブログ
- livedoorブログ
- エキサイトブログ
- ライブドアブログ
また、時間をかけない方法として、記事を書きながら使い方を覚えていきたいというかにも向いているでしょう。
特徴2:ブログ管理を簡単にしたい
無料ブログは、管理やメンテナンスを簡単にしたい方に向いています。
WordPressなどの有料ブログの場合、下記の管理を全て自分で行わなければいけません。
- 負荷対策
- 不正アクセス
- バックアップ
- セキュリティ対策
- テーマ・プラグインの更新
セキュリティホールが修正される可能性もあるので、定期的なアップデート作業が必要です。
しかし無料ブログであれば、上記にあげたシステムに関する管理は、運営会社が行ってくれます。
そのため管理者側で必要な作業は、コメントとトラックバックのみです。
つまり、ブログ管理を簡単にしてコンテンツ作成に集中したいという方に向いているでしょう。
特徴3:コミュニティ機能を使いたい
コミュニティ機能を活用して、無料ブログから読者の流入を期待できるサービスがあります。
例えば、はてなブログやlivedoorブログ、Amebaブログは独自のコミュニティを持っており、ユーザー間の盛んな交流が特徴です。
コミュニティ内では、ユーザー同士のアカウントが共有されているので、ブログへのアクセスが一定数見込めるでしょう。
また、コミュニティ機能を活用するメリットは、下記の通りです。
- 同じ仲間ができる
- ブログ相談ができる
- モチベーション維持につながる
各コミュニティランキングも公開されているため、上位にランクインすれば、多くのアクセスを見込めます。
ブログ仲間や繋がりを意識するのであれば、コミュニティ機能が備わっている無料ブログを選びましょう。
WordPressの料金プランに関するよくある質問
ここまで、料金のかからない無料ブログがおすすめな人の特徴をお伝えしました。
続いて、WordPressの料金プランに関するよくある質問を紹介します。
- WordPressは無料でも利用できますか?
- プラン料金の支払い方法には何がありますか?
- 月額請求オプションに変更することはできますか?
ひとつずつ紹介していきます。
WordPressは無料でも利用できますか?
WordPressは、初期費用や運用費をかけずに利用できます。
しかし、サーバーやドメインを利用する際には、費用が発生するでしょう。
ただし、下記の方法であれば、無料でWordPressブログを開設できます。
- 無料のレンタルサーバーに申し込む
- 無料の独自ドメインを取得する
- 取得した独自ドメインを、契約済みのレンタルサーバーに設定する
- レンタルサーバーにWordPressをインストールする
- 無料テーマをインストールする
無料でWordPressを利用できますが、サポートや機能が充実していないため突然ログインできなくなったり、記事が消えてしまったりする可能性があります。
無料のレンタルサーバーを利用した場合、トラブルが発生した際にも自分で解決する必要があるでしょう。
プラン料金の支払い方法には何がありますか?
WordPressのプラン料金の支払いの種類は、下記の通りです。
- 銀行振込
- PayPal
- Apple Pay
- Google Pay
- コンビニ決済
- クレジットカード
一部の国では、現地での支払い方法にも対応しています。
また、WordPressとドメインはサブスクリプションになっており、下記のプランによって自動更新のタイミングが異なります。
- 年間プランまたは2年プラン:有効期限の約1ヶ月前に自動更新
- 月間プラン:有効期限当日に自動更新
サブスクリプションを更新しない場合は、契約が解除される点を覚えておきましょう。
月額請求オプションに変更することはできますか?
WordPressの料金は、契約中であっても月額請求オプションに変更できます。
購入手続き中に月額請求オプションを選択すると、月次の請求サイクルに変更が可能です。
ちなみに、こちらの記事ではWordPress導入するメリットや利用時の注意点を解説しているので、ぜひ参考にしてください。
まとめ
今回は、WordPressの料金プランや必要な料金項目、よくある質問を解説しました。
WordPressには下記にあげている4種類のプランがあり、それぞれ料金や機能が異なります。
- パーソナルプラン
- プレミアムプラン
- ビジネスプラン
- eコマースプラン
また、WordPress以外にドメインやサーバー、WordPressテーマで料金が発生する点を覚えておきましょう。
本記事でお伝えした無料ブログがおすすめな人の特徴やよくある質問を参考にして、WordPressの導入を検討してください。
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