今回は、強調スニペットについてご紹介していきます。
ここでは、
- 強調スニペットとは
- 強調スニペットの種類
- 強調スニペットに自サイトの掲載するには
- 日々の心構え
という流れで解説していきます。
強調スニペットとは
「強調スニペット」とは、たとえば、「テレワークとは」というような質問の意を含む検索クエリに対して、信頼性や専門性の高いページから「質問に対する回答部分」をピックアップし、検索結果の上部に大きなボックスとして表示する仕組みのことを指します。
強調スニペットとして採用されるメリットとは
自身のサイトから強調スニペットとして採用されるメリットは、検索結果のランキング1位よりも上に表示されるため、多くの流入が期待できるというところにあります。
ただ、どのようにしたら強調スニペットに採用されるかといった具体的な判断基準はGoogleからは公開されておりません。
Googleの回答
協調スニペットに関して、Googleが公開している内容は次のとおりです。
ご自分のページを強調スニペットとして設定することはできません。
Googleでは、ユーザーの質問に対する回答がページに含まれていることをシステムで判断し、その結果を強調スニペットとして表示します。
引用:https://support.google.com/webmasters/answer/6229325?hl=ja
強調スニペットは、ウェブ検索のリスティングを参照します。
システムが自動的にウェブリスティングを確認し、強調することでユーザーの利便性が向上するかどうかを判定します。
検索の際に質問の形式で入力されると、強調スニペットの表示が増える傾向にあります。
整理すると次のとおり。
- 強調スニペットとして自分のページを設定はできない
- システムがページに回答が含まれていることを判断して表示している
- リスティングを参照して判定している
- 質問形式の検索クエリに対して表示する傾向がある
次に強調スニペットの表示形式の種類についてご紹介していきます。
強調スニペットの表示形式の種類
強調スニペットには表示形式が複数あります。そのため、検索クエリごとに形式の異なる強調スニペットが表示されます。
種類①:「文章+画像」
例:Wikipedia
強調スニペットとして採用されたページ内にある「pタグによってマークアップされたテキスト」に加え、ページ内にある画像が抽出されて文章+画像という形式で表示されます。
基本的には強調スニペットとして採用された場合、ページ内から抽出された画像が表示されますが、画像の無い文章のみの強調スニペットが表示される場合もあります。
種類②:「動画」
例:YouTube
検索キーワードにマッチした、YouTubeに投稿されている動画が抽出されて、強調スニペットとして表示されます。
たとえば、音楽や料理など、様々な動画コンテンツが実際に採用されています。
加えて、歌詞や「他の人はこちらも検索」といった、強調スニペットとして採用された動画に関連しているコンテンツも複数表示される場合もあります。
そういったことを考慮すると、その他の強調スニペットに比べ、多くのテキストリンクが表示されている可能性もあります。
種類③:「リスト」
例:レシピ、手順に関する検索
サイト内ページの「ol」や「ul」、「li」といったリストタグでマークアップされたテキストが抽出され、リスト形式で強調スニペットとして表示されます。
表示されるリストの数は8つ程度です。
リストにそれ以上の数がある場合、”その他のアイテム”としてテキストリンクが追加されます。
採用される画像は、強調スニペットとして採用されたページ内から抽出されて表示されます。
これに関しては種類①で説明したものと同じです。
種類④:「表」
例:価格など一覧表が最適解の検索クエリ
ページ内の「table」など、テーブルタグによってマークアップされたテキストが抽出され、表形式で強調スニペットとして表示されます。
表示されるテーブルの列数は主に3列、行数は4行程度になります。
そのため、5行以上になると”他1行”というように、残りの行数が含まれたテキストリンクがスニペット内に表示されます。
自サイトが強調スニペットとして採用されるためには?
強調スニペットとして自身のサイトが表示されるためには、まず検索結果のランキングで上位化させることが必要となります。
そのうえで、次の要素を追求する必要があります。
- 検索キーワードに対して簡潔かつ明確な回答を記載できているか
- 適切なタグでマークアップできているか
- Googleのポリシーに準拠し、正しくサイト運用できているか
まとめ:強調スニペットを踏まえたコンテンツ制作が大切
いかがだったでしょうか。
今回は「強調スニペット」をテーマにご紹介してきました。
「強調スニペット」に自サイトが採用されればSEOとして大きなアドバンテージを受けることができるようになるでしょう。一方で、「強調スニペット」で検索ユーザーの疑問が解決してしまい、ページを開くことなく離脱してしまうケースもあるでしょう。そういったユーザーの動きも踏まえて日々のコンテンツ制作の戦略を練っていくことが大切になってくるでしょう。
記事執筆:石渡 優
記事編集:田邊 龍司、中條 優
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