SaaSチャンネル【kyozon】Vol.228
Youtube:https://www.youtube.com/watch?v=HcsI1H8-tcQ
登壇者プロフィール
外資系不動産コンサルティング会社から、2016年にトゥモローゲート株式会社へ入社。 営業企画部門を確立させ、現在は同部門の責任者に。
理念構築、評価制度設計などのインナーブランディングから、webサイトや動画、SNSマーケティングなどのアウターブランディングまで幅広い分野でオモシロイ会社づくりを提案する
「企業ブランディング術」とは?
面白い会社作りをお手伝いすることをメインとして企業理念の設計から、評価制度の構築などのインナーブランディングから戦略に落とし込んだアウタープランニングクリエイティブの部分まで、ウェブサイト・動画・パンフレットやSNSのコンサルティングも行っています。
企業ブランディングについて軽くご紹介いただけますか?
ブランドって言うと高級なイメージのハイブランドがよく挙げられます。 また、安価なものにもブランドイメージはあります。例えばユニクロさんは、「安かろう悪かろう」という商品イメージを覆し、アパレルで質のいいものを安価で届ける。 『企業とか物に対するイメージを意図して作り上げていくこと』が、ブランディングっていうもので、 僕らは企業のブランドイメージを作り上げる、面白い会社作りのお手伝いをしています。
ブランドの強さは、培ってきた歴史や実績、どんな人が使っていたかのイメージがつき、高価でも売れることです。
ちなみに、ブランドが強いとはどのような状態ですか
物があるないに関わらず、商品を提供する場合でも、企業での採用においても、ブランディングという考え方は、全部に通じて使える考え方かなと思ってます。
ブランディングで陥りがちな罠
陥りがちなのが、表だけかっこつけて、実際中身が違うという状態。 これは絶対やってはいけないことの一つです。 僕らがブランディングするときは、まず自分たちの大事にしてる部分、根っこはどこかを打ち出します。 それをアウトプットしていくと、ずれない芯の通ったブランドが出来上がります。 やっぱ根っこから思ってないと微妙なところでずれるんですよ。
本当に自分たちの根っこやあり方自体を考え直さないといけないのかを常に意識しておかないと、 そもそもターゲットとする人がゼロであれば、全く売れないとか、全く差がつきません。
そんな状態が非常に望ましいと思います。
社員の生産性を高める施策
この二軸です。 一軸目の採用の部分でいくと、ビジョンマッチしている人を取っていきましょう。 ビジョンマッチした人を採るためには、自分たちのビジョンを根っこから語れるかどうか、本当にそれをやってるかどうかが大切です。 ビジョンを明確に掲げて、それを達成するための中期ビジョンを設定すると、そこまで到達するために必要な達成要件が出てきます。 ビジョンに対して今すべきことを明確に指し示して、ちゃんと自分に合ってるかを認識してもらう。 逆にずれているアクションを指摘していくことがすごく大事だと感じました。 それに対して社員1人1人がミッションマップを作っているんですよね。ミッションマップで会社のビジョンと自分の将来なりたい像が合っているのか確認できます。 会社のビジョンと個人のビジョンが合っている部分を社員が達成していく仕組みを取っています。 そうすると、今やってることが自分のやりたいことにも紐づいてくるんですよ。
ビジョンに対して何をやったか語れる人いますかって聞かれたときに、首をかしげるマネジメント層の人って意外と多かったりするんです。
なので、普段の仕事業務がビジョンに繋がっている実感を持つことがすごい大事で、
これをやれている会社はアウトプットできるんですよね。
僕らの場合だと自分たちの理念をしっかりまとめたビジョンマップがあります。
そういった繋がりが強くなると、エンゲージメントが非常に高く、生産性が高い状態が保てると思います。
マネージャーに選抜する人、しない人の差
では、組織として生産性を高めるためにマネジメントで選抜する人、しない人の差は何でしょうか。
こうした組織を生み出すときにものすごく大事なのが、どういった人をマネージャーとして置くか。 四つのマトリックスを想像してください。 ➀がマインドもフィットしていて、仕事の実績も出せる人、仕事ができる人。 ③がマインドはフィットしてないけれども、仕事はできる人 ④がマインドもフィットしてなくて、仕事もできないと。 ➀は言わずもがな優秀な人なので、マネージャーに適任です。 ②と③どちらをマネージャーに選ぶかとなった時、僕は②の人をマネージャーに選びます。 会社のビジョンに対してその人のビジョンがフィットしていると一番生産性が高い状態だからです。 会社の思いに共感しているので、成果が出せるやり方さえ覚えていけば、マネージャーになれる可能性があります。 ③の人は、マインドフィットしていなくて仕事の成果を出すので、 ”会社はこうだけど俺のやり方はこうだから別に会社のやり方いうようにしなくていいよ” と組織崩壊に繋がりかねません。③の人はマインドを伝えていく努力をしながらも、マッチしない限りはマネージャーに選ぶのは結構危険かもしれません。 長い目で見たときにフィットしているかどうかはすごく大事な目線で、ブランドをつくるときにすごく大事な部分かもしれないですね。
②がマインドフィットしているが、仕事ができない
成果が出せるので評価されるんですが、それが最終的に会社にとってプラスな成果なのかどうか。
まとめ
なので、まずは解決したい課題が何かが明確でないと、”どうやってブランディングしていこうか”となった時に、必ずずれてしまいます。 課題の原因を見つめ直して、アウトプットを出していくことを徹底して守り続けていれば、必ず強いブランドはできると思うので、参考になればと思います。
課題解決において、ブランディングってあくまで手段の一つなんですよ。
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