今回は、「賃貸管理」の反響獲得をテーマにご紹介します。
ここでは、
- 「賃貸管理」とは
- 「賃貸管理」の反響を獲得する方法4選
という流れで解説していきます。
「最近なかなか反響獲得できなくなった」
とお悩みの中小規模の事業者の方に役立つ内容となっておりますので、ぜひ最後までご覧いただければ幸いです。
「賃貸管理」とは
「賃貸管理」とは、賃貸アパート・マンション、貸ビルなどの管理業務を指します。
おもな業務は、たとえば次のようなものがあり、それは多岐に渡ります。
- 空室対策・入居者募集
- 家賃管理
- 滞納督促
- 更新管理
- 建物の清掃
- 入居者フォロー
- クレーム・トラブル対応
- 退去受付
参考:賃貸管理とは?業務内容や不動産管理会社に依頼するメリット、選び方を解説|アイネット
管理物件を獲得することのメリット
- 持続的な売り上げが見込めるため、経営が安定する
- オーナーの相続案件を獲得できる可能性が高くなる
管理物件の戸数を増やすことは、経営的に重要な施策ですので、多くの不動産会社が積極的に実施しています。
「賃貸管理」の反響を獲得する方法4選
「賃貸管理」の反響を獲得する方法は以下の4つです。
- ポータルサイトで集客する
- 検索経由で集客する
- 広告経由で集客する
- SNSからセミナーに誘導し、反響を獲得する
これらの方法にすることで得られるメリットや、注意点、意識すべきことなどを交えてご紹介します。
方法①:ポータルサイトで集客する
ポータルサイトとは、物件管理を委託したいオーナーや委託先の変更を検討しているオーナーと管理会社をつなげるマッチングサービスです。
エンドユーザーのメリット
管理会社を見つけたいエンドユーザーは、街の不動産屋に一軒一軒と足を運ばなくとも、複数の管理会社に一括で資料請求できるので、ニーズに合った管理会社を効率的に比較検討できます。
不動産会社のメリット
不動産会社は、対応可能エリアや管理対象の物件種別、自社の紹介文を登録しておくだけで、あとは条件に合ったオーナーからの反響を待つだけという仕組みです。
ポータルサイトの利用はめずらしくない
いまやほとんどの賃貸管理会社がネット集客のためにポータルサイトを利用していると思います。
ポータルサイトは複数登録しておくことで、よりたくさんの反響を獲得できますので、まだ登録していない場合は利用を検討してみてはいかがでしょうか。
方法②:検索経由で集客する
Googleなどの検索エンジンから直接自社サイトに流入させ、そこから反響を獲得する方法です。
今ではほとんどの賃貸管理会社が自社のホームページを持っているのではないでしょうか。
これをメディアサイトとして集客するコツは、ターゲット層がほしい情報を提示して問題解決してあげることです。
たとえば、
「空室率を減らす方法とは?」
「○○エリアの管理費の相場は?」
「住人の満足度を高めながら賃料の収益率を高める方法は?」
など、不動産を所有している人が疑問や関心を持ちそうな内容の記事を作成して、問題を解決してあげましょう。
仮に読者が管理会社を検討している段階でなくとも、現在の管理会社の運営に何らかの不満を感じていて、その解決法として管理会社の変更もあるということを提示すれば、その読者が見込み客まで昇華することは十分にあり得ます。
このように、記事コンテンツの内容と記事数を充実させれば、メディアサイトとしての信頼性が高まります。読者の中には問い合わせをしてくれる人も増えてくるはずです。
まずは自社のホームページに、ターゲット層の疑問・課題を解決するお役立ち情報やコラムを十分に拡充させましょう。
この手法では、ユーザー自身が課題や悩みを抱えてアクセスしているため、意欲が高いユーザーにアプローチすることができます。
しかしながら、短期的に成果を上げようとしても非常に難しく、これを実現するには時間と労力をかけてじっくりと自社サイトを育てていく必要があります。
中長期的には費用対効果がとても高い手法ですので必ず取り組んでいきましょう。
方法③:広告経由で集客する
広告を打つことで自社サイトに流入させ、そこから反響を獲得する方法です。
一言で広告といっても幅広く、次のような広告が有効です。
- 折込チラシ、看板、ポスティング
- 検索広告(リスティング広告)
これらの広告効果を高めるには緻密なターゲッティングが不可欠です。
流入後も重要!
これらの広告から自社サイトに流入させますが、流入した後も重要です。
自社サイトにアクセスしたとしても、情報の中身が薄かったり、サイトの見栄えが悪かったり、使いづらかったりすると、見込み客は高い確率ですぐにそのまま離脱してしまいます。
そのような場合は、ユーザーのためになる情報の拡充やホームページの見直し、ランディングページの作成などの対策を講じる必要があります。
方法④:SNSからセミナーに誘導し、反響を獲得する
facebookやtwitterなどのSNSでセミナー告知を行い、見込み客を獲得していく方法です。
唐突にセミナー告知を行っても集客できませんので、常日頃からSNSでターゲット層の興味のある情報を発信する必要があります。
そして、たとえば「空室を減らすデジタル戦略!」などのような、ターゲット層が抱える課題の解決につながる内容のセミナーを無料で定期的に実施することも、反響を獲得するためのポイントです。
じっくりとオーナーからの信頼を獲得し、着実に案件につなげていきましょう。
SNSの利用者層を意識すべし
なお、SNSによって利用者層が異なりますので、自社のターゲットを意識したうえでSNSを活用する必要があります。
例)利用者のおもな年齢層
利用者層 | |
30代~60代 | |
20代~40代 |
まとめ
今回は、賃貸の管理戸数を増やす方法として、「賃貸管理の反響獲得」にフォーカスして解説してきました。
「賃貸管理」は、「不動産売買」や「不動産仲介」とは異なり、安定的な収益が見込めるため、必ず実施したい施策となります。
今回ご紹介した4つの方法は少なくともすべて実施していくことが望ましいです。すぐに成果が挙げられる施策ばかりではありませんが、適切にPDCAを回しながら運用できればどれも効率的に反響を獲得できる優秀な施策になります。
これまでは地道に足で営業し反響を獲得する方法しかありませんでしたが、今は違います。費用対効果を考えるのであればデジタルを駆使した集客が必須です。
デジタルを活用して効率的かつ効果的に集客していくことが、これからの時代を生き抜くための重要なマーケティング戦略となります。
ぜひこれらを参考に日々の業務に組み込んでみてはいかがでしょうか。
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記事執筆・編集:中條 優